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【2008.9月号】



地下水で地震予測ができる!? 松山総合公園に観測施設


 今後30年以内の発生率が50%といわれている東南海・南海地震。地面のひずみと地下水位の変化の関係から地震を予知できるかを調査するための「地下水等観測施設」が松山総合公園に設置され、観測が始まっています。


 同施設は、独立行政法人・産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が設置したもので、費用は3億5千万円。昨年9月から工事が行われていました。
 同研究所では、記録にある過去9回の東南海・南海地震のうち、計4回で道後温泉の湯量が減ったなどの記述が古文書にあることから、道後温泉と同じ地質を持つ同公園に地下水の観測井戸(深さ=31m、205m、600m)を設置。地下水と地面のひずみの関係について、データの蓄積を行います。
 水を通さない不透水層に挟まれた深い井戸は、地面の伸縮で水位が変化します。地震の前には発生源となる断層付近で「前兆すべり」(プレスリップ)が起きて地下水が変動すると言われています。これらの現象を検出して、将来的には地震予測ができるようにと研究が進められています。
 当面は気圧や雨量による地下水位の変動を調べ、平常時のデータ抽出を行うとのこと。観測結果は http://www.gsj.jp/wellweb/ で閲覧できます。


観測施設は、同公園展望台から南西方向「かえでの谷」に設置されています。

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