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【がんばってます】最新号
   (取材:2006年5月)
《とんぼ玉作家》
村上智美さん

個人のアトリエ『股旅工房』を近々オープン。
 4月27日。松山市錦町のギャラリー・キャメルKで開かれた「アクセサリー展示・販売会」の初日、出展されている4人の作家さんの1人、村上智美さんを訪ねました。村上さんは、とんぼ玉の作家さん。とんぼ玉とは、鉄芯にバーナーで溶かしたガラスを巻き付けて形や文様をつくる穴の空いたガラスの玉のこと。アクセサリーや小物に仕立てた作品が並ぶカフェテリアで、インタビューをさせてもらいました。

〜とんぼ玉に出会ったきっかけは?
 もともとはイラストを描いていて、レターセットとか缶バッジとか、文房具屋に置いているような雑貨を作っていました。イベントで出店している時に知り合った友人がビーズを始めて、一緒にし始めたのがきっかけです。私はキラキラしたアクセサリーは苦手で、インドビーズやシルバーでざっくりしたものを作っていると、その時にたまたま日本のガラスの玉でとんぼ玉というのがあると知って。教室を探して、習うようになりました。それが4年半くらい前かな。3年くらいそこに通って、その後は大阪の教室に月1回通っています。土日の1泊2日で行って、12時間くらい教室にいますね。

〜習い始めてどれくらいで売る作品ができましたか?
 とんぼ玉は、最初に作ったものも売りました。雑貨の延長で、趣味じゃなくて売るものを作ろうということで習い始めたので。

〜イメージ通りに作れるものですか?
 イメージ通りにはなかなかいかないです。逆に、偶然の出来というのはありますね。松山の工房に通っている時に1時間半くらいかけて作ったものがあって、後で見たらすごくいい出来ではないですけど、頑張ったなと思った1つでしたね。

〜その玉は今も手元に?
 ないです。ネックレスになって、ある方にもらわれていきました。やっぱり欲しいって言ってくれる人がいたら嬉しいので。

〜「道後ぎやまんの庭」で体験教室をされているそうですね
 第2、第3の土日にとんぼ玉の製作体験をしています。最初は道具持ち込みで建物の一角でしていたんですけど、今年の1月に「ぎやまん工房」ができて、今はそこで。とんぼ玉って、現物を見たら何の変哲もない、ビー玉みたいですよね。どうやって作るのか想像がつかないと言われます。体験工房で最初に見本を見せる時には、皆さん簡単そうに見えるって言うんですけど、実際にしてみると難しいんです。でも何とか玉になって、ゆがんでもゆがんだなりの加工をするんですよ。

〜加工というと?
 ネックレスにしたりとか。とんぼ玉の作家は、男の人で、とんぼ玉だけを作られてる方が多いんですよ。私はアクセサリーを作っていてとんぼ玉に入ったから、いろんな加工の仕方が分かる。ゆがんでしずく型になってしまっても、横じゃなくて縦に使うとかアドバイスをして、いい感じに仕上がったらすごく喜んでくれますね。
今回の展示会で一番のお気に入りの作品

〜村上さんの作品はどこで作っているんですか?
 自宅です。今は自分の部屋で作っていますが、自宅の車庫の一部に工房を作っていて、6月に完成します。工房を開いたら自宅でも体験教室ができるようになります。

〜とんぼ玉の面白い所は?
 アクセサリーっていうと手芸なんですけど、とんぼ玉は工芸なんですよ。「間違えた」ってやり直しがきかないし、手を休めることもできない。パッとできるものだと、たぶん熱が冷めてしまうんです。陶芸とか彫金とか、他にもけっこういろいろなことに手を出してきたんですけど(笑)、今はとんぼ玉が一番合っているかなと思っています。

 「たくさんの人に使ってもらえるものを作っていきたい」と村上さん。作品は、県内や大阪の雑貨店で販売されています。イラスト時代からの屋号は『股旅工房』。今は仕事を持ちながらの活動ですが、工房の仕事を少しずつ増やしていきたいと夢を持っています。

【『股旅工房』ホームページ】http://mttb.boo.jp/
6/10〜12、村上さんと同級生のイラストレーター・朝村由希さんによる
2人展『KONKEN』がキャメルKであります。
イラストとガラスのコラボレーション作品が見どころです。




※キャメルK電話=089-913-2002【ホームページ
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