利用者は1日平均7〜8人。決まったメニューもなく、お年寄りが普通の家に居るのと同じ感覚で過ごせるデイサービスが、西原さんの仕事場です。利用者の方々がくつろぐ部屋の隣で、インタビューにお答えいただきました。
新居浜出身で、高校までは新居浜で、大学は札幌でした。札幌はNPOとかボランティア団体が多い助け合いのまちで、学生にもそのような動きがあるんですよ。僕も在学中に福祉のNPO活動に出会うきっかけがあり、いろいろな活動の中でたくさんの人と出会って、人と接する福祉の仕事がしたいなと思ったんです。それがちょうど介護保険制度が始まった頃で、社会福祉士の養成学校に1年通い、資格を取って帰ってきました。新居浜でも仕事をしながらいろいろな福祉の活動に関わっています。平成16年10月からここで働くようになってからは、『地域からつくり出す福祉サービス』というテーマで、他の地域の人と交流を持ったり、僕自身もワークショップに出てお話ししたりしていました。
昨年7月に立候補することを決めて、12月25日から、仕事が休みの日は街頭に立ち始ました。最初は「この子何しよるんだろか」という感じで見られたり、ヒッチハイクと間違われたりしましたが、少しずつ分かってくれるようになって反応が変わってきました。選挙期間中は、なるべく市民の方と対話をしながら顔の見える活動がしたかったんです。自転車を1日10時間くらいこいで、市内のほとんどの地域を回りました。
僕が初めて選挙運動に関わったのは二十歳の時で、以来いろいろな所で経験させてもらって今回で9回目だったんですが、選挙期間2日目ぐらいから、今までに経験したことのない、何かこうワサワサーッとした広がりを感じました。今回は若い人が多く立たれたので、そのことも相乗効果となって現れたのではないかと思います。
僕はずっと後方支援型だったから、本音としては、自分が候補者になるんじゃなくて誰かを出したかったんですよ。でも身近にいないという現実もあったし、今回は若い世代が出なきゃいけないなと強く思っていたから、仕事と両立できるんだったら「じゃあやろう」と思ったんです。やっぱり若い世代がもっと責任を持って政治に関わっていかないといけないと思っています。僕もその一つになれるんだったら参画したいと思ったし、メッセージを発信していきたい。身近な人が議員になったら、政治や議会が近くなるんじゃないかと思います。身近な言葉で、身近な政治を伝えていきたいというのが僕の思いです。
『これからの世代へ』ということで、特に若い人たちに向けて4つのアピールをさせてもらいました。政治は特別な人たちのものではなくて、僕がチャレンジすることが大事なことだし皆さんも立候補できるんですよとか、国や市の借金の状況、地球環境の問題、憲法のあり方も、全部僕らの世代にのしかかってくる問題だから考えていきましょうということを伝えました。
一緒に楽しいことをやりませんか、住んでいてワクワクするような雰囲気にしていきませんかと、選挙の中で言わせてもらいました。議員としての僕の仕事は、その声かけですよね。また、出稼ぎマンとなって、よその良いものはどんどん自分のまちに持って帰ろうと思っています。新居浜には、産業遺産があるし豊かな自然環境があります。今ある社会資源を生かして、潜在的な人や物に投資をしていくこと、誰もが住みやすい地域を地域の皆さんと作っていくこと、教育や食に関わる農業の問題などをテーマに、人づくりを中心としたまちづくりを進めていきたいと思っています。掲げた項目は、これからの議員活動の中心に据えて、きちんと取り上げていきたいと思います。
「今、インターネットで議会中継が見られるんですよ。このことも、皆さんにどんどん言っていこうと思っています」と西原さん。6月議会で早くも壇上に立ち、30分間の質問をする予定です。
新居浜市議会ホームページ http://www.city.niihama.ehime.jp/gikai/gikaizyouhou/index.htm
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