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→【地域の情報】最新号 |
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| 県道9号線(川之江・大野原線)を通って、四国中央市の切山地区・真鍋家住宅を見学に行きました。真鍋家住宅は旧川之江市の市街地から約8キロメートルほど、香川との県境にほど近い集落の中にあります。 真鍋家住宅の建築年代は、17世紀末頃と推定されています。真鍋家は、平家一門の武士であった真鍋二郎・平清房を祖とすると言われています。昭和45年6月に国の重要文化財に指定され、同53年には解体修復工事が実施されて永久保存されることになりました。平成8年12月に茅葺きの屋根の葺き替え工事が行われたそうです。愛媛県内に現存する最古の民家で、全国的に見ても重要な建物です。 |
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真鍋家16代目当主で、同家の管理をされている真鍋潤さんが出迎えてくれました。「手を2回叩いて見て下さい」と言われて、言われるままに手を叩くと音声ガイダンスが流れてきました。ほんの数日前に、音声案内装置(製作=新
勧められて中央にいろりの切られてある『ナカノマ』に上がりました。ナカノマは、竹の床にむしろが敷かれてあります。いろりには火がくべられていますが、6月も中旬だと言うのに、室内で焚かれる火を熱く感じないのが不思議です。室内はどこもここも、すすで見事なまでに燻されています。「雰囲気がいいですからかなり焚きます。屋根を持たせるのにもいいんですよ。煙は非常に殺菌・殺虫力があります」と説明をしてくれました。煙にもすぐ慣れて、竹の湯飲みのお茶でお接待を受けながらお話を伺いました。 真鍋家住宅が、中学2年生がさまざまな職場で実習する『職場体験学習』の生徒の受け入れを始めて、今年で4年目になります。生徒たちは、拭き掃除や掃き掃除など同家の管理の仕事をするほか、畑の仕事や同地区の養豚場での仕事も体験します。真鍋さんは生徒たちに、ここで
真鍋家住宅では、毎月1日に『切山昌平校塾』と名前を付けた学習会を開いています。尾藤二州の勉強をする会で、孔子の論語を学んでいます。学習会は朝7時半から始まり、長机を並べて勉強する様子は、まるで昔の寺子屋のようだとか。真鍋さんは、昔の暮らしを偲んでもらおうと、おくどさんの釜でそば粥を炊いて、皆さんに食べてもらっています。「若い人にもぜひ参加してほしいですね」と仰っていました。 真鍋家には、年間に約5000人もの見学者が訪れます。県道9号線が香川県の大野原町へ抜けるまでは、切山地区は言わば行き止まりの地域で、辺ぴな場所でした。この道路が開通したお陰で行き止まりの場所ではなくなり、人の交流が深まったそうです。そういえば芳名簿には、香川県から来られた人の名前がたくさん並んでいました。真鍋家から香川県境までは約3キロメートル、車でほんの5分ほどの距離でした。山の中を走る道路からは、四国中央市全域を見渡せるポイントが、あちらこちらにありました。瀬戸内海の素晴らしい景色を眺めることもできます。 道路開通以来、切山地区集会所近くで毎月開かれる『にこにこ市』は、86回にもなります。同地区で取れた野菜やだんごが大人気で、毎回200人以上の人でにぎわうそうです。人との交流の場が広がり、喜んでくれるものを作ることが高齢の人たちの生き甲斐にもなっています。また平家伝説の里として、平家にまつわる遺跡を巡るハイキングコースも人気です。
真鍋家は、近所の寄り合いの場になったり、琴や俳句の発表の場に提供されたりするなど、広く一般に開放されています。誰でも自由に中に入って見学をすることができます。 |
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| 【国指定重要文化財 真鍋家住宅】 四国中央市金生町山田井切山に位置。 アクセスは、同市川之江総合支所より県道9号線を東進、車で約10分。 |
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