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20回の記念の大会
どてかぼちゃカーニバル(温泉郡重信町)
(2004年9月号掲載) |
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| 秋の訪れも近い9月5日、温泉郡重信町の恒例行事「どてかぼちゃカーニバル」が開催されました。育てたかぼちゃを持ち寄って、大きさや形や色つやなどを競うお祭り「どてかぼちゃ│」は、今年でちょうど20回目。また重信町は9月21日に川内町と合併して『東温市』となるため、同町においては最後の開催という、ダブルの記念大会となりました。 |
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| 大きく色あざやかなどてかぼちゃが並ぶ |
「どてかぼちゃ」とは、大きいものは直径1メートル近くに育つ飼料用かぼちゃ「ビックマックス」という種類です。カーニバルを主催する重信町農業後継者協議会のメンバーが、20年前、農業研修でアメリカに訪れた際に、この種を持ち帰りました。「どてかぼちゃを通じて、地元の人たちや全国の農業者と交流できれば」と、仲間たちで育てたどてかぼちゃを持ち寄ってイベントを開いたのが始まりだったそうです。現在は全国にどてかぼちゃのイベントがいくつかありますが、昭和60年からずっと続いている重信の「どてかぼちゃ│」は、その中で一番古くから行われているのです。
開催前日、会場の重信川河川敷の横河原公園には、この日のためにと育てられたかぼちゃが、町内外から運び込まれました。前日の雨も、開会までには何とか止みました。長いござの上にかぼちゃの列ができ、カーニバルが始まります。
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「どてかぼちゃ」ではない
ユニークなかぼちゃも
多数出展されています。
こちらは帽子をかぶったような形に
育ったかぼちゃ。
キュートな顔が描かれていました。 |
今年は長雨などの影響を受けて、出品数は例年よりもやや少なめということですが、それでも373点のかぼちゃが並ぶ眺めは壮観。この中から、一番大きいかぼちゃに贈られる「大会長賞」をはじめ、各団体や地元企業が提供する賞が決まります。開会と同時に、かぼちゃコンテストの審査が始まりました。
その間、会場広場の前に設けられたステージでは、カントリーミュージックのバンドや和太鼓集団、地元東温高校ダンス部などによるアトラクションが、にぎやかに繰り広げられました。
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| 小石アート展・参加者たちの楽しい作品 |
また河原の方には、川の石を取ってきて思い思いに色をつける『小石アート』のコーナーがありました。親子連れや子どもたちが、ゆっくり流れる浅い川に気持ち良さそうに入って、イメージをわかせながら石を選んでいました。ゾウやウサギ、カボチャやニンジンなどなど、さまざまな個性あふれる作品は、『小石アート展』として展示。訪れた人の目を楽しませます。こちらも入賞作品が選ばれて、それぞれ賞品が贈られました。
他にも、ストラックアウトやフリースロー、ミニSLなど、お楽しみも盛りだくさん。飲み物や食べ物、展示即売などバザーも多数出店して、テントを連ねていました。
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かぼちゃコンテスト審査のもよう。
一番手前の大きなかぼちゃが、今回の大会長賞
を受賞した武方さん(東予市)のどてかぼちゃ。 |
かぼちゃを出品した人には、オリジナルTシャツがプレゼントされるのも、「どてかぼちゃ│」の魅力の一つです。第1回大会から協賛している地元の食品会社社長が、デザインを手掛けているとのこと。毎年色やデザインが変わるので、コレクションしている人もいるそうです。お寿司や赤飯などのバザーを出している町内の生活協議会グループのご婦人方も、今年の黒いTシャツを着用されていました。「うちのグループからは、ほとんどの人がかぼちゃを出品してるんですよ。Tシャツをくれるのが嬉しいね。丈夫で着やすくて、年中着てます。グループの皆が持ってるから、バレーボール大会のユニフォームに使ったりしているんですよ」とは、生活協議会の町連会長・森咲子さん。参加することに意義があるのだそうです。カーニバルが地域に定着していることを感じさせます。
審査結果が出揃い、一番重いかぼちゃに贈られる大会長賞は、東予市でいちご農家を経営する武方謙一さんのかぼちゃに決定しました。重さは何と233・6キログラム。これまでの大会で一番の大きさで、200キロを超すのは、これが初めてです。「大きなかぼちゃを作るために、勉強しました」という武方
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| 大会長賞・武方さんのインタビュー |
さん。どてかぼちゃ栽培歴は4年目で、「まだまだ大きなかぼちゃ作りに挑戦したい」とのことでした。
今やどてかぼちゃは、町のマスコットキャラクターに使われたり、高速道路の重信町入口の看板にも描かれています。「面白半分で始めたことが、町のシンボルになるまでになった」と、後継者協議会の越智栄一会長。しかしながら、商業地に近い重信町は新規就農者も少なく協議会としての活動は難しいのが現状と聞きました。
来年は新しく「東温市」となって行われるカーニバル。「どんな内容になるかは未定。合併してから、また新しくカーニバルの計画を立てていきたい」(町産業課)とのこと。出品する人の中には、10年来も種を取りながらかぼちゃを作り続けている人もいるそうです。来年も各地から、どてかぼちゃ自慢が集まることでしょう。
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