→【地域の情報】最新号
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荘内半島周遊
香川県詫間町ほか
2005年12月号掲載 |
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【1】安徳天皇が船出したと言われる
須田港 |
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詫間町は浦島伝説のまち。クリスマスイルミネーションも、カメがソリを引いた浦島サンタバージョンです。いたるところで、カメや竜宮城をかたどったものが目に入りました。荘内半島一周は、浦島伝説をたどるドライブコースともなります。観光協会で頂いたマップを手に、町営バス路線をたどってさあ出発。
数分経った頃、観光協会の新田さんから電話をもらいました。詫間町の須田地区では、四国中央市の重要文化財『真鍋家』と平家つながりで交流を持っているとの情報を伝えてくれました。四国中央市から来たことに気付いて、わざわざ教えてくれたという訳です。親切で丁寧な応対に、感激しました。ありがとうございます。須田港には、安徳天皇が船出をしたという言い伝えが残っているそうです。今は、沖合に浮かぶ粟島行きの船が発着しています【写真1】。
粟島は、日本最古の海員養成学校があった地で、昭和62年に廃校になってからは、跡地は記念公園になりました。大正時代のモダンな面影をそのまま残している海洋記念館やリゾート施設など、海のレジャースポットとなっています。また平成16年公開の映画『機関車先生』のロケ地にもなった島で、そう言えば観光協会には、主演の坂口憲二さんの写真が掛けてありました。
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| 【2】詫間電波高専 |
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須田港を出て車を走らせていると、自転車やバイクに乗ったたくさんの若い人たちとすれ違いました。詫間電波高専が近いのです。きれいな曲線を描く海岸線を見下ろすように、学舎が立っていました。瀬戸内の美しい景色を堪能しながらのキャンパスライフです。環境の良さは抜群だと感じました【写真2】。
少し先に進むと『フラワーパーク浦島』があります。今は時期はずれではありますが、花の季節にはぜひとも行ってみたい場所です。マーガレットや菜の花、キンセンカなど季節の花で埋め尽されるとのこと。この辺りは『積(つむ)』と呼ばれ、浦島が乙姫様に送られて宝物を積んだ所ということで、この地名がついたと言われています。
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【3】竜宮城の
形のバス停 |
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マップにあるバス停留所をたどりながら先を進みます。バス停は、先端に取り付けられた紫色の小さな竜宮城が目印となって、車で走っていても非常によく判ります【写真3】。次に目指すの
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| 【4】浦島太郎親子の墓 |
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は、浦島太郎親子のお墓がある『箱(はこ)』地区です。乙姫様からもらった玉手箱を開けた場所ということから、この名前が付いています。浦島太郎親子のお墓は、大きな記念碑の後ろに仲良く並んで立っていました【写真4】。
いよいよ半島も先端部分に近づきました。浦島太郎が釣り糸を持って通ったところは『糸之越(いとのこし)』、白髪の老人となって余生を過ごした場所は『仁老浜(にろはま)』、の地名となって残っています。
やがてドライブコースは半島の西側に移ります。浦島太郎が生まれた里と言われる『生里(なまり)』を越え、マップで紹介されている喫茶『花ばたけ』で遅い昼食をとることにしました。道を少し下りた所にある同喫茶は海に面した高台にあって、素晴らしい眺望を思う存分堪能できます。海からの風は少し冷たかったけれど、私たちもデ
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| 【5】花ばたけから見た海の眺め |
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ッキに出て、景色を十分に楽しみました【写真5】。きらきら光る海の色や雲の切れ間から差す陽の光、遠くに見える工業地帯の景色さえ美しく見えるから不思議です。店内は木材をふんだんに使ったつくりで、落ち着いた雰囲気。オーナー手作りの様々な小物が店内を彩ります。
「どこから来ましたか?僕たち3人は82歳で同級生なんですよ」と、声を掛けて下さった方がいました。大阪から帰省した同級生を交え、観音寺からのドライブを楽しんでいるとのこと。店内で販売されている和紙に、『一期一会』の文字と一人ずつのお名前を書いているところでした。なかなかの達筆です。私たちとの出会いもまさしく一期一会で、しばし会話が弾みました。
次に目指すは、紫雲出山(しうでやま)の山頂展望台です。玉手箱を開けた時に立ち上った煙が紫の雲となってこの山にかかったので付いた名前だそうです。展望台への道は、竜宮城の形をした公衆トイレが目印で、そこからぐんぐんと上にあがっていきます。桜の木が多く、桜の季節は見事な花のトンネルになるだろうと想像しながら、進みました。
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【6】紫雲出山
〜冬の桜の下を通る〜 |
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駐車場から展望台へは、徒歩約10分の道のりです。勾配がけっこうきついので、周りの自然をゆっくり楽しみながら登って行きました。
頂上付近の遊歩道は整備が行き届いています。道の両脇には、桜、あじさい、水仙、サザンカなど、四季折々の花が植えられていて、どの季節も楽しむことができます。展望台からは、東の瀬戸大橋から、向かい側の倉敷、笠岡、福山方面まで見渡せます。西の新居浜や今治方面もうっすらと見えています。四国中央の煙突群は良く見えていました。南の方向に見える山の白い帯は、雲辺寺のスノーパークでしょうか。下に目をやれば、塩飽諸島の島々や粟島が浮かんでいます。燧灘の島々もきれいに見えています。ここからの瀬戸内海も美しいなぁと思いながら眺めていました。なお工事のため、展望台への道路は12月の中旬から来年の3月末まで閉鎖されます。工事完了とともに花のシーズンが訪れます。紫雲出山は、再び多くの人でにぎわうことでしょう【写真6】。
紫雲出山を下りて、またバス路線に戻りました。次のポイントは、いじめられていた亀を助けた場所の『鴨ノ越(かものこし)』。詫間は日本の夕陽百選にも選ばれたまちで、瀬戸内の島々と夕陽が織りなす風景は観光協会の一押しです。中でも人気が高いのが鴨ノ越からの夕陽で、何点か写真を見せてもらったの
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【6】潮が引くと歩いてわたれる丸山島
(小さく見えるのが浦島神社) |
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ですが、郷愁を誘うような、ロマンティックな、胸がキュンとなるような…、岩と島々と夕陽がたとえようもないくらい『絵』になっているのです。夕陽の時間帯が絶対のおすすめです。
干潮時には陸続きとなって歩いて渡ることのできる丸山島には、『浦島神社』があります【写真7】。鳥居と小さな社は、バス路線からもよく見えています。丸山島を後にすると、すぐに仁尾町に入ります。仁尾マリーナが眼下に見えてきました。荘内半島を巡るドライブもそろそろ終点です。 |
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愛媛の東隣は、観音寺市 |
国道11号線を通って香川県豊浜町に入ると、案内板が変わっていることに気が付きました。『観音寺市豊浜町』になっているのです。旧豊浜町は、今年、10月11日に、旧観音寺市、旧大野原町と対等合併して、新『観音寺市』となりました。愛媛のお隣・香川県の西の県境のまちは、以前は海岸線沿いなら三豊郡豊浜町で、山手なら三豊郡大野原町でしたが、いずれにしても、お隣は観音寺市になった訳です。
1市2町が合併した新「観音寺市」は、人口約6万7千人で、面積は117・45平方キロメートル、西讃地域の中心都市です。
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| 三豊郡となる町 |
また、今回訪れた詫間町や仁尾町は、来年の1月1日には、『三豊市』となります。三豊市は、三豊郡の7つの町(仁尾町、高瀬町、豊中町、山本町、財田町、詫間町、三野町)が合併して誕生します。7つの町が合併すると、人口は約7万1千人となり、香川県では高松市、丸亀市に次いで3番目に人口の多いまちとなります。面積は222・64平方キロメートルにもなる予定です。
詫間町の庁舎も、合併に備えてか、化粧しの真っ最中でした。各所に合併を祝う垂れ幕がかかっていました。お隣の県でも、合併が進んでいます。 |
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