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2007年9月号掲載

夏の疲れにいかがですか?  夏バテ解消スポット&グルメ
 連日猛暑が続いた夏も終わりに近づき、赤とんぼが低く飛ぶ季節になりました。朝晩は涼しくなってきたけど、日中はまだまだ真夏の暑さ…。そんな季節の変わり目には、一段と体調管理に気を付けたいものです。
 今月の地域の情報は、ひと夏の溜まった疲れをやさしくほぐしてくれそうな、夏バテ解消スポットやグルメの特集です。


■岩盤浴で、からだと心のリフレッシュ ! ! ・・・ ヒーリングスパ岩盤浴つばき(松山市北井門町)
■わき上がる水を五感で堪能 ・・・ うちぬき(西条市)
■風味豊かな健康豚肉  ・・・ 七福自然豚(四国中央市)

岩盤浴で、からだと心のリフレッシュ ! ! 〜岩盤浴つばき

ヒーリングスパ岩盤浴つばき

 たっぷりの汗と一緒に体内の不要物が排出されて、美容と健康に良いと話題の岩盤浴。松山インター入口の信号を南に曲がってすぐ、8月27日にオープンしたばかりの「ヒーリングスパ岩盤浴つばき」を訪ねました。店内は、こげ茶色と白を基調にしたアジアンテイストの明るい雰囲気です。靴を下駄箱に預けて、まずは受付へ。
 料金を支払って利用カードに名前を記入すると、入浴に必要なものを揃えて貸し出してくれます。貸し出しは無料で、大判タオル、バスタオルとフェイスタオル、室内着上下、5分間砂時計、それに500mlペットボトルの水が1本付いています。こんなにいろいろなものを用意してくれて1回90分の利用で1300円とは、意外にリーズナブルな料金です。
 入浴の仕方や注意事項を聞いてから更衣室で着替えます。岩盤浴でかく汗は普通の汗とは違って、臭いがなくサラサラで保湿効果もあり、出た後に洗い流す必要がないとのこと。未体験のことに少し半信半疑の思いで、シャワー室で髪や身体を洗っておきました。汗をかきやすくするために、水は入る前にも飲んでおくと良いそうです。コンタクトレンズや貴金属類を外して、室内着を身に着けて準備完了です。


浴床には12枚の岩盤石が
敷かれています

 岩盤浴室に入ります。部屋全体が温まっていて、石を埋め込んだ凸凹した床が足の裏に心地良い感触です。薄暗い部屋にゆったりとした音楽が流れ、外のにぎやかさとはまるで別世界のよう。木のつい立てで一人用に仕切られた浴床は全部で16床。男性&ペア用と、女性用とに場所が分かれています。
 52度前後に温められた平たい岩盤石の上に大判タオルを敷き、藤の枕をフェイスタオルで巻いて寝そべります。最初は腹ばいで5分間。室温の割に湿度が低いので息苦しくなく、じんわりとした熱が身体全体を包み込んでくれます。その次に仰向けになって10分入浴したら、休憩室に移動。水を飲みながら5分ほど体を冷ましますこれを1セットとして2〜3回くり返すのが基本の入り方。体調に合わせて時間を調節して入浴します。砂時計の砂が静かに落ちていくのを眺めるのも、ちょっとした癒し効果がありそうです。


休憩室。健康グッズや冷水器が置かれています

 汗の量や出方には個人差がありますが、2回目くらいからじわじわと大量の汗が噴き出して、肌全体がしっとりするほどになりました。入浴後にタオルで拭くと、表面はサラッとしていて、ほの温かくモチモチとした肌になっていました。聞いていた通り、ベタベタした感じがないのが不思議です。更衣室を出ると、さらにサッパリとした心地になりました。体の中に蓄熱していて外気を涼しく感じるのか、入浴当日はあまり汗をかきませんでした。悩みの種だった肩こりも、ずいぶん楽になったようです。
 岩盤浴で使われるのは、普通の石よりも遠赤外線を多く放出する天然石で、今回訪れたつばきでは、岩盤浴の鉱石として理想に近いとされる宮崎県産の「高千穂健麗石」を松山で初めて取り入れているとのこと。天然石からの波動で体をじっくりと温めて、血流を良くして細胞を活性化させるので、免疫力を高める効果もあるそうです。
【ヒーリングスパ岩盤浴つばき】電話=0120・68・5475。


わきあがる水を五感で堪能 〜西条うちぬき


嘉母神社 手洗水

 街中のいたるところで水が湧き出す「うちぬき」で有名な水の郷・西条市に、涼やかな癒しを求めて行ってみました。うちぬきとは、石鎚山系を源流とする加茂川の水が地下深くしみ込んで、自然の圧力によって地上に噴き出してきた水のこと。全国名水百選にも選ばれている良質の美味しい水です。旧西条市には推定3億トンの地下水があり、鉄パイプを地中に打ち込むだけで水が湧き出る自噴地帯が広範囲にわたって存在します。

 最初に訪れたのは、加茂川にかかる古川橋から西岸を少し下流に進んだところにある『嘉母(かも)神社』。周辺の禎瑞(ていずい)地区は「うちぬき発祥の地」といわれ、地下水の豊富な所です。この神社では手洗水自体がうちぬきとなっており、円形の手洗台の中央部分から新鮮な水がとどまることなく湧き上がっています。石の隙間から水がこぼれ落ちている様も、清々しさを感じさせてくれます。「手水の使い方」にしたがって、手を清めて口をすすぎ、ひと口飲んでみました。冷たくまろやかで癖のない、とても美味しい水です。嘉母神社の水は、平成8年の全国利き水大会で「一番おいしい水」として日本一に輝いています。同じ時に、市内から時々水を汲みに来るという方が訪れていました。私たちもお参りをして、ペットボトルに御神水をいただきました。


海の上にある「弘法水」

 次に目指したうちぬきポイントは、海の底から清水が湧き出す『弘法水』。本陣川の河口、小さな船乗り場のようにせり出した場所に、弘法大師像に守られる形でうちぬきの湧き出る「つくばい」が置かれています。その昔、弘法様が杖の先で突いて湧き出したといわれ、弘法大師の加持水として伝えられています。ここでも水を汲みに来る人の姿が見られました。


うちぬきの仕組み模型(西条こどものくに)

 弘法水を後にし、うちぬきの仕組みがよく分かる展示が置かれている『西条市こどものくに』に立ち寄りました。1階に旧市内のミニチュア模型があり、ボタンを押すと、うちぬきについての説明が始まります。説明に合わせてポイント地点がライトアップされたり、地面がせり上がって地下水の流れを見ることができたりする、とてもよくできたセットです。どうして自然に水が噴き出すのか不思議だったうちぬきの原理が分かり、その有り難みがさらに増す思いがしました。
 学芸員さんによると、うちぬきの水温は年中13〜14度で一定に保たれているのだそう。噂に聞いていた「西条は水道代が要らない」というのは、自噴地帯でなくてもポンプを据えれば市内全域で地下水が利用できるからだと教えてくれました。こどものくにには、だんじりや昔の道具なども多数展示されています。


アクアトピア水系の散策道

 最後に、うちぬきの恵みを全身で感じることのできる「アクアトピア水系」を訪れました。市内最大の湧水である「観音水」から流れ出す川に趣のある散策道が設けられており、サギや川魚が見られます。川沿いには、総合文化会館横の水飲み場や、名水で育った新鮮な野菜や花を販売する水都市(すいといち)など、多くの人でにぎわうスポットがあります。

 命の源といわれる水の恵みを身体いっぱいに受け、ペットボトルもいっぱいにして帰りました。


風味豊かな健康豚肉 〜七福自然豚

七福自然豚製のハム

 ビタミンBやミネラルが豊富で、良質のタンパク質を含む健康食材として注目されている豚肉。四国中央市の畜産農家・研究農場七福(篠永礼孝代表)が生産している「七福自然豚」は、一般的な市販の豚肉と比べてコレステロール値が約半分で、健康が気になる人におすすめの豚肉です。
 親子3代にわたって40年以上養豚を続けている同農場。昔ながらの自然に近い飼い方にこだわって、抗生物質を使わず豚肉本来の美味しさを守り続けています。「『健康に育った豚肉は美味しい』というのを基本にしています」と篠永さん。塩素を含まない天然の地下水を使用しているのも、良味を引き出す秘けつなのだそうです。
 長年他の養豚農家との合同出荷のみを行ってきた同農場でしたが、数年前、自然食材を求める有志のグループにその味が認められたことをきっかけに、昨年春より、ブランド豚として限定発売を始めました。農場後継者の曜兵さん(27)が販売を担当。農作業の合間の販売事業ということで、店舗は設けず、電話やファクスで注文を受け、直接配達または宅配便で届けます。

 精肉は、トンカツ用、しゃぶしゃぶ用など、切り方や厚みをリクエスト可能。自家製焼豚、ハムは贈答用としても人気があるのだそう。価格はロース248円、モモ160円、ミンチ135円ほか問い合わせは、同農場販売担当=電話:090・2820・4452まで。

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