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| 県立自然公園内のため、周りの景観に配慮して建設されました。通常は表に出ている巻き上げ機などがコンクリートの中に収められています。透明の窓から一部見えるように工夫されています。 |
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【銅山川水系3ダムの歴史は?】
吉野川の支流である銅山川の水は、柳瀬ダム(昭和29年完成)、新宮ダム(昭和50年完成)の2つのダムで完全に分水されて、四国中央市(現)に供給されていました。愛媛分水で生み出された水により、同市は水を多量に消費する紙・パルプを中心とした製紙産業地域として発展をしてきました。産業の発展に伴い、水道用水と工業用水の需要が増大し、水不足が深刻化する中で、治水と利水の両面から計画されたのが富郷ダムです。宇摩地域のみずがめとして、大きな期待を担って平成12年に誕生しました。
【3ダムは1つのグループ?】
銅山川の水は、3つのダムで運用されながら四国中央市に供給されています。最も下流のダムである新宮ダムの水から使い、使い切れば次は柳瀬ダム、その次は富郷ダムの順に水を使っていきます。下流のダムから先に水の供給をすることで、効率的な利水が図られるとのこと。銅山川は3つのダムで水を確保しているので、公表されているのは3ダム合計の貯水率であるという訳です。
【いざ見学 !! 】
●操作室を見学しました
事務所となりの操作室[写真C]には、パソコンや各種のボタンがずらっと並んでいます。ゲート操作のボタンやダム放流時の警報サイレンのボタンなどが、すべてここに集約されています。
ダム下流に急激な水位上昇が予想される放流については、該当地域に確実に放流警報が行きわたるよう細心の注意が払われます。ダム下流にはサイレンを鳴らす地点(警報局)がいくつかあり、その局を指定してボタンを押すとサイレンが鳴ります。サイレンが確実に鳴ったかどうかは、職員さんが現地で確認をしているのだそうです。またダム情報として、電光掲示の表示板でも知らされます。
●ダムの中に入ってみました
富郷ダムにはエレベーターが設置されていて、誰でも自由にダムの下へ降りることができます。下に着くまで、想像していた以上に時間がかかったように感じました。何メートル降りたのかを尋ねると、約80bとのこと。エレベーターを降りると今度はトンネルです。トンネル内[写真D]はひんやりとしていい気持ちです。トンネル内の気温は、年中ほぼ一定で13度くらいだそうです。長い通路には、イベントを行った時の写真が多数展示されていました。
トンネルを抜けると、ダムの下に出てきました。下から見上げると、ダムの迫力は相当なものです[写真E]。放流をしている時は水しぶきがすごいのだとか。エレベーターで降りてダムの高さを実感し、トンネルを歩いてダムの厚みを体感しました。
ダムの中には、漏水を測定する設備やさまざまな観測計器が設置されていて、一般の人は入ることができませんが、それらを観測したり点検したりするための通路があるのだそうです。
【その他には…?】
富郷ダムには、調査用のトンネルをそのまま残して利用した展示場・『ダムワールド』[写真F]があります。ダムの役割やダム建設の工事の進め方をパソコンで見ることができます。コンクリートの作り方まで説明されていて、なかなか興味深いものがあります。ダムの見学者は、年間で13000人ほど。富郷ダムでは、地域住民との交流にも力を入れており、ダムの果たす役割や水の大切さを知ってもらう機会を作っています。
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