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2008年12月号掲載

情報化社会に関する意識調査
 〜 アンケート結果を講演会で発表 ・ NPO法人倫理生活指導センター 〜

 NPO法人倫理生活指導センター(=四国中央市、井上富男会長)では、愛媛県内の同法人事務所所在地において、『情報化社会に関しての意識調査』を行いました。

 同調査は、携帯電話やパソコン、インターネットなどが、どの程度暮らしの中に浸透しているのかを調べ、青少年健全育成活動や高齢者福祉実践活動に役立たせようと実施されたもので、調査期間は、7月24日から10月31日までの100日間。対面でアンケートに答えてもらう方法で、1106名の回答が集まりました。アンケートの結果は、同法人主催の講演会において、発表されました。

●アンケート回答者の年齢層
◎調査に廻ったのが主に日中だったので、回答者は年齢層にばらつきがあったり、圧倒的に女性が多い結果となっている。
●携帯電話をもっていますか?  ●パソコンをもっていますか?
◎携帯電話、パソコンともに、若い世代に普及しているのは一目瞭然だが、特に携帯電話は、中高年世代にも高い割合で浸透していることが分かる。
●インターネットを利用していますか? 
10代〜30代 40代〜50代 60代〜90代
●インターネットの手段は、主に何ですか? 
◎インターネットの利用率は、若い世代で高く、年代が高くなるにつれ減少傾向にある。携帯電話をインターネットの主な手段とする率は、10代20代では、かなり高くなると推察される。
●携帯電話やパソコンでどんな事ができるか知っていますか? 
●インターネットのトラブルや危険性について知っていますか? 
◎インターネットでどんな事ができるかは知らないという人の中にも、そのトラブルや危険性については知っている人が多数いる。
※出会い系サイトで被害に遭う青少年の98%は携帯電話でアクセスしている(警察庁広報資料〈平成20年8月8日〉より)
【知らない機能のベスト3】
  1.プロフ 2.チャット 3.掲示板

※出会い系サイトでの被害は、この3つの機能が大きく影響していると考えられている。プロフ=プロフィール(自己紹介サイト)で、自分の本当の名前や住所、電話番号、学校名などを記述することによって、不特定多数の人に知られたり、チャットや掲示板への書き込みから住所や名前が特定されたりする危険性があり、それによって事件に繋がるケースが多くある。インターネット上で、安易に自分の名前や住所などを書き込まないことが大切。
【学校裏サイトを知っていますか?】
『インターネットに潜む危険性について知っていますか?』という問いで、学校裏サイトを「知らない」という回答が多くありました。
※学校裏サイトとは、小学校・中学校・高校に通う生徒達が、同じ学校に通う生徒間での交流や情報交換を目的に立ち上げた非公式なホームページのこと。最近では学校裏サイトに、特定の個人を名指しで誹謗中傷するような書き込み、いわゆるネットいじめが急増している。また、氏名や住所や電話番号などの個人情報が書き込まれるなど、問題になる傾向が多い。
●何か対策をしていますか? 
※今年6月11日に、『青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律』(通称=青少年ネット規制法)が成立。その背景には、青少年に対して悪影響を及ぼす情報がインターネット上に氾濫しているという点が上げられる。しかしながらそのような社会状況であるにも拘わらず、親や祖父母の世代が、その分野に対してあまりにも知らないことが多いのが現状。
 有害サイトから子供を守る対策としては、パソコンや携帯電話に、有害なサイトへのアクセスを制限するフィルタリング機能を付けることが有効。フィルタリング機能は、携帯電話の会社へ申し込みをするだけで付けることができる。料金は無料。
●被害を受けた時に、相談する場所を知っていますか? 
※悪質で事件になる可能性が発生した時などは、警察に相談しましょう。
 また、インターネット上の違法・有害情報の通報を受け付けている『インターネットホットラインセンター』(運営:(財)インターネット協会)へ連絡すると、違法情報であると判断した場合は警察庁へ、有害情報と判断すればプロバイダや掲示板管理者に対して、適切な対応をしてくれます。

【インターネットホットラインセンター】
http://www.internethotline.jp/

 調査結果から

 情報化が進むにつれ、インターネット上に有害サイトが氾濫し、子どもたちの健全育成を阻害するものとなっています。また、情報機器の悪用により、高齢者が振り込め詐欺に遭うケースが後を断ちません。
 携帯電話やパソコンはたいへん便利なものですが、反面、子どもたちが大人の知らない間に使い道を誤り、犯罪に巻き込まれたり、逆に加害者になってしまったりすることもあります。使い方によってどんな危険性が潜んでいるのかを大人が正しく認識し、それを子どもたちに教えることが必要です。
 情報という目に見えないものや、携帯電話やパソコンという機械にだけ頼るのではなく、子どものすることに関心を持つ、高齢者を孤立させないという人的なつながりが、結局は情報化社会を正常に動かすものとなるのではないでしょうか。(情報化社会意識調査担当)

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