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| 《新居浜南高校は、第1回観光甲子園の準グランプリに(兵庫県知事賞)に輝きました。》 |
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全国の高校生たちが、地元の魅力を盛り込んで企画した観光プランを競い合う「観光甲子園」が、今年初めて開かれています。応募書類の提出は7月10日に締め切り。応募総数69校157プランの中から、書類審査によって本選に進む10校10プランが選ばれました。
愛媛からは、全国でも最多の8校が参加。別子銅山ゆかりの地を巡るツアーを企画した新居浜南高校が、見事予選を通過しました。8月23日に神戸で行われる本選に向けて。夏休み返上で準備に取り組んでいます。
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| ★ 本選を控えて、部員たちの意気込みを聞きました!(ページ最下段へリンクします) |
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▼「観光甲子園」とは

観光甲子園のチラシ
(ホームページにリンクします) |
観光に関する科目を設けている高校が増えており、07年6月現在、全国で61校あるとのこと(朝日新聞より)。俳句甲子園や書道甲子園など、数々の全国高校生大会がある中で、「それなら、観光をテーマとした『甲子園』を開いては」と、観光を専門に教える神戸夙川(しゅくがわ)学院大学(神戸市中央区)が中心となって、今年、「観光甲子園」が創設されました。
「観光甲子園」は、10代のフレッシュな感性や豊かな発想力で地域の魅力を再発見し、地域の活性化につながる新たな観光プランを企画するコンテスト。視点の斬新さだけでなく、必要な協力体制、採算性や継続性、地域における効果など、実際の商品化を目指していかに掘り下げた検討ができているかということも、評価の大きなポイントとなります。観光庁、文部科学省をはじめ、観光団体や商工会などが後援し、4月1日からプランの募集を始めていました。
新居浜南高を含む、予選通過校10校が出場する本選大会は、8月23日、同大学で開催。各校が15分の持ち時間で、パワーポイントまたはOHPを使って、応募プランのプレゼンテーションを行います。
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▼先輩の後を継いで
鉱山鉄道跡など、学校周辺に別子銅山の遺構が残る新居浜南高校(武内哲志校長)。情報科学部では、10年前より別子銅山について学習し、インターネットでの情報発信やガイドブックを制作して配布するなど、地域内外で普及・啓発活動を行ってきました。
今年度、部員は8名。先輩たちの活動を受け継いで、小中学生を対象としたワークショップや観光施設でのボランティアガイドなどで、別子銅山の魅力を伝える活動を行っています。
観光甲子園の開催を知ったのは、5月の連休明け。部長の磯野君は、「活動を行う中で、別子銅山を観光するツアーがないことを疑問に思っていたので、観光甲子園は、観光プランを作って世界に発信できるチャンスだと思いました」と応募動機を話します。締め切りまで2カ月しかないスタートでしたが、
部員たちは、想いを一つにしてプラン作りに取り組みました。
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▼初めてのプラン作り

【写真1】書き出したアイデアの数々 |

【写真2】鴻上さんが下絵を描き、曽我部君が
データ化してできたプランのイメージ図。 |
同校のプランは、「学び」をテーマとして別子銅山300年の歴史を追体験する2泊3日の旅。対象は団塊の世代の夫婦10組で、別子銅山の様々な遺構を訪ねると共に先人の思いに触れ、瀬戸内海の軍艦島とも称される「四阪島」をクルージングする企画です。
応募書類のプランシートはA4用紙4枚で、プランの内容をはじめ、特色(独自性・地域性・先進性など)、実施の効果、将来性や継続性│の4項目をまとめるもの。設問の中には、言葉自体の読み取りが難しいものもありましたが、部員たちは、項目ごとに考えられるキーワードを紙に書き出し【写真1】、それを結び付けて文章を作っていきました。
また、プラン作成のための調査や取材活動で得たデータ、ツアーで訪れる場所の紹介、実際に観光会社で作成してもらった旅程表や旅行代金の見積書を資料として添付。最後のページに、パソコンで描いたプランのイメージ図【写真2】を付けて完成させました。
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別子銅山の遺構を現地取材 |

新居浜市観光協会での取材の様子 |
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▼下地となった実体験
別子銅山の学習を始めた当初から同部の顧問を務める河野先生は、生徒たちに少しでも多くの体験の機会をと、活動をサポートしてこられています。
卒業生が制作したガイドブックを見て、戦時中に別子銅山で働いていた徳島市在住の95歳の方からお手紙が届き、つい先日も先生が車を出し、お話を伺いに訪ねたばかりとのこと。当初2時間ほどの滞在予定が、気が付くと5時間が経過。「構内で排水作業の仕事をされていたお話などをいろいろお聞きして、『私の命も後どのくらいあるか分からない中で、よくぞ来てくれました』と、とても喜ばれていました」(曽我部君)。

佐渡金山の研修旅行にて、現地のボランティア
ガイドの方の説明を聞く部員たち |

「マイントピア別子」にて観光ボランティアガイド |
また、同じ鉱山である、世界遺産に登録されている石見銀山、登録申請中の佐渡金山にも勉強に行きました。「佐渡では、島一体が佐渡金山を愛していると感じました。その心は郷土を愛する心とイコールだと思うと、新居浜には足りない所がたくさんあります」(磯野君)。「別子との違いは温度差で、それがなくなれば別子も登録になってくると思います。子どもの頃から別子銅山を学んでいけば、他から来た人にも伝えることができ、どこにも負けない観光地になると思います」(高橋君)。
また、部員たちは、銅山をテーマとした観光施設「マイントピア別子」でボランティアガイドとして活躍しています。これは、部活動とは切り離した、個々人の自主的な活動として行っているもの。高校生がガイドをしていることに、お客さんたちから驚かれたり、喜んでもらったりしながら、少しずつ上手にガイドができるようになるのがとても楽しいと言います。
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▼次は本選大会だ!
別子銅山を学習することで自分たちのまちの魅力を知り、多くの人に伝えていきたいという思いがふくらんできた部員たち。別子銅山を通して得た様々な人とのつながりが、部員たちの心を後押ししてくれるものとなっています。
「観光には素人の私たちの学校が、全国でどこまで通用するか不安がありましたが、本選に残れたのは生徒たちの頑張り。今回、観光甲子園という機会を頂き、自分たちのまちに対してこれほどの想いを持っている若い子たちがいることも、ぜひ地域の人にも知ってもらいたいと思います」(河野先生)。
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| 〜本選に向けての意気込みを聞きました〜 |
《「観光甲子園」本選に出場する新居浜南高校情報科学部 =プランシート、チラシを手に 》
【写真左から時計回り】
◎磯野弘貴君(3年):この観光プランや観光甲子園への出場が、地域の活性化につながり、地域が一体となって、世界遺産登録という大きな目標に向かっていければと思う。
◎曽我部菖平君(同):本選出場が決まった後、3日間佐渡に勉強に行きました。他の地域の素晴らしい所を学習して、別子銅山もより良くしていきたい。
◎高橋海太君(同):情報科学部として最後の出場となるので、かみしめながら楽しんで取り組みたいと思います。今まで惜しい所で全国一になっていないので、この作品で全国一になって、笑顔で卒業したい。
◎辻本光佑君(同):プランを通して、まず新居浜の人たちに別子銅山の素晴らしさを知ってもらい、そこから広げて、真の世界遺産登録を目指していきたい。
◎顧問の河野義知教諭:観光地としてまだ点でしかなかったものを、高校生たちがつないで面にしています。お世話になった方々に、感謝の気持ちでお返しができることを一番に目指していきたい。
◎田坂有香さん(2年):なるべく第三者の人によく伝わるように頑張りたい。
◎佐伯大輔君(1年):こんなにすごいものが地元にあったんだと知ったことを、もっといろいろな人に知ってもらいたい。
◎二宮拓也君(同):プランを通して、新居浜に来てくれる人が増えれば。
◎鴻上翠さん(同):別子銅山の素晴らしい歴史を、多くの方に知ってもらえる機会をすごく嬉しく思う。
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