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チイコミスタッフは見た!
【2007.8月号】

お父さんが主役
全国で増加している『おやじの会』ってどんな会?


 ▼『おやじの会」という地域の父親有志の集まりがあると聞いて、県の教育委員会を訪ねてみました。県内でも年々増えているという「おやじの会」。その活動の情報交換の場として、生涯学習課では「愛媛おやじの会ネットステーション」をネット上に立ち上げているのです。
 「おやじの会というのは、どこが発祥ということはなく、自然発生的に生まれてきたもの。7、8年くらい前に登下校中の児童が被害に遭う事件が多発した頃、『子どもたちを地域で守らないかん』という意識が強まって、あちらでもこちらでも自然に有志による地域活動が起こりました。ただ、そのような活動を熱心にしていることを最初にアピールしたのが実は香川県で、平成15年に『第1回全国おやじサミット』を高松で開催したことがきっかけとなって、同じような活動をしている人の存在を確かめ合ったというのがその起こりでしょうか」。
 同じ頃愛媛でも「おやじの会」結成の流れが生まれ、現在100以上の団体があります。PTAのようなピラミッド型の連合組織を持たず、公の補助金に拠らず、「自分たちの力で何か地域のためになることを」と自発的かつ自由な発想で活動している団体だということでした。
 また、今年3月には同課の呼びかけで、県下各地の団体の代表者ら71名が集まり、「愛媛おやじ井戸端会議」を開催。活動報告や意見交換が行われました。その会議に世話人として参加した、四国中央市立豊岡小学校の「やまじ会」を取材しました。


豊岡小学校盆踊り大会にて。
地域の人の認知度も高いよう。

 ▼8月11日、豊岡小学校盆踊り大会。揃いのTシャツを着たメンバーが、フランクフルトの出店の準備をしていました。「責任者だけ決めたら、細かい担当は決めてなくても、それぞれの得意分野を生かしたりして、誰かが動いて自然にできていくんです。」とは、2代目会長の藤原靖司さん。山から吹き下ろす局地風「やまじ風」にちなんで名付けられた同会の発足は平成15年6月頃で、「全国で立ち上がっているのを聞いて、地域に何か貢献できるかなと立ち上げた」と発起人の河村政彦さんは言います。

 当時小学6年生だったお子さんはもう高校1年生ですが、河村さんは現在もやまじ会の一員。「PTAの一部で活動している会もあるみたいだけど、うちはPTAとは別なので、子どもは小学校にいないけど、親しくなった仲間たちと地域で活動ができるんです」。年々新しい顔ぶれが加わり、現在平均年齢30代後半の25名が登録しています。

 「最初子どもの見守りをしようとしたけど、下校時間はまだ仕事中で全く人が集まれない時間帯。仕事が終わって夜回りをしてみたり…。どんな活動ができるのか、かなり議論した」と河村さん。そんな折、藤原さんの「地域でつながりのなかった父親たちが、地域のためを思って集まるだけでも意味があるのでは」という言葉で楽になったと語ってくれました。月1回の定例会のほか、資金調達のためにバザーを出して地域の行事を盛り上げたり、昨年は子どもたちを喜ばせようとホバークラフトを半年がかりで製作したりと、「いつまでも参加し続けたい活動を、子どもたちも巻き込んで楽しく」をテーマに活動を続けています。

 地域の中で何かができることが嬉しい「おやじ」たちの集まりが「おやじの会」なんだと理解ができました。

問い合わせ】県教育委員会生涯学習課 成人教育係  電話=089−912−2933

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