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祖谷平家まつり
〜シリーズ・徳島県三好市〜 |
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徳島の最西端に位置し、愛媛・香川・高知の県境に囲まれた三好市。高齢化率が高く、将来の大幅人口減が予測される同市ですが、豊かな自然や歴史的文化遺産などの観光資源を生かした地域おこしの活動が、活発に行われています。
本紙では、同市の取組みに注目し、特集していきます。
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10月25日、有名な「祖谷のかずら橋」にほど近い、かずら橋夢舞台(三好市西祖谷山村善徳)周辺で行われた「祖谷平家まつり」に行ってきました。
この祭りは、同市の旧東祖谷山村「平家まつり」と旧西祖谷山村「秘境祖谷のもみじ祭り」が合併を機に統合されたもので、今年が4回目の開催。当地に残る平家落人伝説を題材にした武者行列をメインに、祖谷の粉ひき節日本一大会、伝統芸能など、郷土色豊かな催しが盛りだくさんの祭りです。
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当日は曇りの空模様。山の奥深いところにある祖谷地域は気温も低く、伝説にふさわしい神秘的な雰囲気が会場全体に漂っています。かずら橋夢舞台は、普段は観光客用のレストハウスと駐車場として利用されている施設ですが、出店がならび特設ステージが設けられ、会場の周囲には平氏と源氏を象徴する「赤旗」と「白旗」が祖谷川からの風にはためいています。 |
| ▼伝統を守り継いで |
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開会式のあと、祖谷の粉ひき節日本一大会が始まりました。「粉ひき節」とは、平家の落人が土地を開拓しても作物は粟やひえ等しかなく、それらを石臼でひいて粉にする作業が大変重労働だったことから誰からともなく口ずさんだ歌が伝わったものと言われています。現在では祖谷地域発祥の民謡となり、全国で歌い継がれています。
大会にエントリーした参加者の欄を見て、驚きました。半数が県外からの参加で、北は滋賀、南は長崎から参加している人も。また年代も幅広く、最年少は地元中学校の12歳の男の子でした。皆さん緊張した様子でしたが、歌い始めるとその歌声に圧倒されるほどの迫力がありました。
その後は、祖谷地域の伝統芸能、八幡獅子太鼓、有瀬かぐら踊り、襖からくりが披露されました。いずれも徳島県の無形文化財に指定されており、それぞれ地域で保存会が作られています。先人から伝わるものを大切にしようとする気持ちが感じられました。
八幡獅子太鼓の演技
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| ▼勇壮華麗に |
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祭りの最後は、平家落人伝説を再現した武者行列です。屋島の合戦の敗戦後、祖谷の地へ落ち延びてきた安徳天皇、平国盛の一行が、祖谷の地に居を構えることを決め、地元の源氏方の武将と共存していくというあらすじにもとづいて行列は進んでいきます。 地元の小、中学生や大人100名ほどが参加する行列は圧巻です。
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| 安徳天皇には地元の小学生が |
武者行列フィナーレのワンシーン |
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それぞれ武将や修行僧などの衣装を身にまとい、安徳帝はお輿に乗って舞台まで優雅に進みます。行列が通る沿道は、かずら橋を訪れた他県からの観光客であふれていました。最後は、行列に参加した武者たちが舞台に勢ぞろいすると、「エイ、エイ、オー」の掛け声を上げ、大盛況のうちに祭りのフィナーレとなりました。
(記者Y)
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