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チイコミスタッフは見た!
【2010.2月号】


池田うだつのまち歩き

〜シリーズ・徳島県三好市〜

 徳島の最西端に位置し、愛媛・香川・高知の県境に囲まれた三好市。高齢化率が高く、将来の大幅人口減が予測される同市ですが、豊かな自然や歴史的文化遺産などの観光資源を生かした地域おこしの活動が、活発に行われています。
 本紙では、同市の取組みに注目し、特集していきます。

 徳島県三好市池田、粉雪が降る1月23日。にし阿波観光圏の目玉の1つ、「うだつの町」を歩く「まち歩き」のモニターツアーが開催されました。


▼繁栄の象徴「うだつ」
隣家の境に作られた「うだつ」

 池田は、幕末から明治中期には刻みたばこの産地として栄え、約100軒の民営のたばこ工場がありました。また、当時の人口の半分ほどの人たちが、それらの工場で働いており、まさに刻みたばこで発展した町でした。
 池田のまち並みには、たばこ産業で繁栄した商家が競って建てた「うだつ」が多く残っています。「うだつ」とは、隣家との境界に作る防火壁として作られていましたが、これを作るには相当な費用がかかったため、裕福な家でしか設けることができませんでした。うだつが上がった家は富の象徴であり、このまち並みは池田の繁栄を物語っています。

▼ツアーに同行
モニターツアーのようす

 今回はモニターツアーということで、三好市在住の方のみの参加でしたが、老若男女20名ほどの参加がありました。池田バスターミナル前から、ガイドさんの案内により、2班に分かれて出発しました。

 商店街を歩いて本町通りに行くと、古いまち並みに合った石畳が整備されており、まち歩きにぴったりな佇まいです。

資料館に展示されている当時の煙草製造の帳簿



 しばらく歩くと「阿波池田たばこ資料館」が見えてきました。明治期に隆盛を誇った刻みたばこ業者の屋敷で、ここでは、たばこの伝来、喫煙の普及、専売制実施と池田のたばこ産業の発展を、当時の帳簿類(写真)やたばこの葉、機械類を展示して説明しています。

節穴が隠れるように細工された戸




 また本町通りのある商家の壁には、ケヤキ板が張られてあって、板の節の穴がきちんと埋められていました(写真)。これは「節穴」という言葉を嫌ったもので、商売上手な証と言われています。

 本町通りにはお稲荷さん、庚申さん、おいべっさん(恵比寿さん)と呼ばれる3つの神社があります。いずれも商売繁盛の神様として祀られており、昔から商家が栄えた町だということが分かります。

 じっくり池田のまち並みを見学していると、一口に「うだつ」と言っても、その家によって違いがあることに気が付きました。家紋や屋号をあしらったもの、龍と虎の飾りがあるものなど、それぞれを見比べながら歩くのも興味深いものがありました。


 池田の歴史を物語るうだつのある家々や、古くからある酒店や菓子店。刻みたばこで繁栄したまち並みをガイドさんとともに巡る「池田うだつのまち歩きツアー」は、4月に本格スタート予定です。(※ツアーの内容は変更になる場合があります)

【問い合わせ】三好市観光協会(三好市観光課内)=電話:0883・72・7620


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