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チイコミスタッフは見た!
【2010.3月号】


ボンネットバスで秘境を観光

〜シリーズ・徳島県三好市〜

 徳島の最西端に位置し、愛媛・香川・高知の県境に囲まれた三好市。高齢化率が高く、将来の大幅人口減が予測される同市ですが、豊かな自然や歴史的文化遺産などの観光資源を生かした地域おこしの活動が、活発に行われています。
 本紙では、同市の取組みに注目し、特集していきます。

 徳島県北西部の吉野川中流部の峡谷や剣山国定公園内を巡るボンネットバスツアーの運行が、今年も始まりました。同ツアーは、四国交通株式会社の定期観光バスとして運行されているもので、1950年代頃には多く見られたボンネットバスを走らせ、ガイドの案内のもと、三好市の観光地を巡るものです。3月から「西祖谷コース」が、4月からは「奥祖谷コース」が始まります。


【上・下】 阿波池田バスターミナルを出発するボンネットバス


 阿波池田バスターミナルを出発点に、昔ながらのボンネットバスが、秘境・大歩危、小歩危を走ります。途中、「レストランまんなか」に立ち寄り、舟下りへ。四国三郎との別名を持つ吉野川と大歩危、小歩危の渓谷美を堪能することが出来ます。


 昼食休憩の後、バスは険しい山道へと入って行き、平家落人伝説が残る祖谷地方へ。平家屋敷、かずら橋を巡ります。平家屋敷では、平家の赤旗など平家由来の宝物などを見ることができます。
 「西祖谷コース」はここで折り返し、祖谷川に沿って祖谷渓谷を走り、祖谷街道でいちばんの難所といわれる七曲りにある小便小僧の像を見学。ここでは、祖谷渓谷の風光明媚な眺めを一望できます。



「秘境の小便小僧号」の文字の横には、 断崖絶壁に立つ
小便小僧の写真が
ボンネットバスに乗り込むツアーの参加者



 2008年より新設された「奥祖谷コース」は、かずら橋を越えて、2005年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された落合集落を眺望した後、標高800mの天空の山里・名頃(なごろ)の案山子を見学し、さらに奥祖谷二重かずら橋まで向かいます。このあたりになると、道路も険しく標高も高くなっており、まさに「日本三大秘境」の絶景が広がっています。

 祖谷の地には、古い昔から受け継がれてきた独特な風土が残っていたり、この地ならではの景色が見られたりします。大自然の中を行く旅は、日常の喧騒から離れて、身も心も癒されます。
 バスの運行は毎年11月まで行われており、春から秋まで様々な祖谷の景色を楽しむことができます。断崖絶壁の祖谷街道を懐かしのボンネットバスで行くバスツアーを、是非体験してみてはいかがでしょうか。


【ボンネットバスツアーの問い合わせ】
▼四国交通株式会社=電話:0883・72・2171
▼阿波池田バスターミナル案内所=電話:0883・72・1231


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