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「襖からくり」は、西祖谷地方で明治後期から大正時代に作製されたもので、後山のほかにも有瀬、小祖谷、田ノ内、徳善の5カ
所に襖絵が約300枚保存されているとのこと。「襖からくり」は、淡路島の人形浄瑠璃と大きな関係があるそうです。明治後期にこの地方で淡路の人形使いを雇い、人形浄瑠璃を習って各地で公演をしていました。吾橋には人形座が結成され、村々で公演するようになって、その舞台として後山の舞台も使われていました。常日頃は人形芝居や、村人が集う娯楽の施設として使われ、その中で「襖からくり」が発展していったということです。
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| 襖の裏で操作する保存会のメンバー |
「襖からくり」は、平成17年10月に50年ぶりに復活公演を果たしました。郷土史家の岩崎是昭氏や、東京理科大学の川上光洋氏の専門的な指導などの協力を経て、襖からくりの「組立式舞台」が復元されました。
平成19年7月には三好市指定有形民俗文化財となり、あわせて「後山からくり襖絵保存会」が設立。その後、西祖谷地域の過疎化や高齢化による人出不足で「組立式舞台」での活動が厳しくなっていましたが、「後山農村舞台」が地域のコミュニティーセンターとして共用されることにより、常設の舞台を設置。再び公演されるようになりました。これを機に「襖絵の里」を目指すグループが生まれ、徳善には「徳善襖絵からくり舞台」(唯一の組立式)が誕生。地域活性化への大きな動きとなりました。
後山の襖絵は、複雑なからくりがあることや、絵の多様性や保存状態の良さなどから、三好市指定有形民俗文化財に指定されています。「襖からくり」は12名で操作をしています。10枚の襖を、1人が1枚を操り、脇に2名を配置。客席から見ると、襖がひとりでに動き出しているように見えます。どのようにして操作しているのか、不思議がっている観客もいました。
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