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新入生歓迎イベントに参加した時にグループのお世話をしてくれたのが、現在『KCスプラウト』の設立者である磯野貴裕さん(現在4回生)だった。磯野さんから紹介を受けて、アルバイトを始めた平井さん。それは、祭や花火大会といったイベントで食べ物などを売る露店の仕事。
「露店の仕事ってけっこうきつくて、1年以上も続くのは根性のある子なんですね。そこで意気投合した仲間たちで、「露店のオフの時期にも私たちのパワーを生かせないかな」ということで、他のアルバイトを見つけてきてはこなして…としている内にメンバーが増えて、今の形式ができてきました。かつおさん(磯野さん)がやっているということで、仲間内で『かつおカンパニー』と呼んでいたんですよ。最初はサークル活動みたいな感じですね。」
| それが『KCスプラウト』に発展したというわけですね |
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そうです。『KC』は、『かつおカンパニー』の頭文字をとったものなんです。『スプラウト』は、ブロッコリーなどの野菜の新芽のことで、成長した野菜よりも栄養素が高いらしくて。「未熟だけど可能性は無限大」という願いを込めて名前を付けました。
会社を立ち上げてうまくいくのがとにかく一番の夢ですね。希望としては、メンバーの在学中にそこまで持っていきたいと思っています。少しずつ資金を貯めているところですが、ここ1年でどれだけ成長できるかが勝負です。それでそれから先のことが決まってくると思っているので、今は本当にがむしゃらに突っ走っているところです。
| 平井さんは人事担当ということですが、具体的には何をされているんですか |
例えば「この日に何人用意して」と言われたら、電話をかけて、「この日にバイトに出て欲しいんやけどどうかな」という調整をするんです。動いてもらうのは主に1年生で、20人ぐらいいます。アルバイト先の開拓に、営業にも行きますよ。まだ全然知名度もないので、企業さんに「一度お話できませんか」と電話をかけて、会社の紹介資料を持って訪ねていっています。皆にもびっくりされるぐらい、どこでも飛び込みで(笑)。最初は恥ずかしかったんですけど、後は度胸ですね。
職種は選びませんが、皆が好きなのはイベント関係ですね。お祭り好きなので(笑)。人と関わることが多いのが、すごく楽しいっていうメンバーです。とにかく一生懸命で、何事にも熱心にするのが一番の売りですね。そういう子ばかりが集まっているので、どこに行っても、「平井さん良かったよ。この前のバイトは」と言ってくれます。
| 西条産業情報支援センターで開かれた「女性起業家スクール」に参加したそうですが |
大学で「インターンシップ研修」という選択の授業があって、その時に来られていた講師の方に勧めて頂いて参加しました。良い意味でも悪い意味でも学生気分だったので、「あーやっぱり全然ダメだぁ」って、そういう気分じゃやっぱり会社は成り立たないなということを最初に教えられました。それと、実際に営業に行っているので、振舞い方とか、どういう姿勢で行けばいいかとかがすごくためになりました。聞かないで自己流になって失礼をしているかもしれないと思っていたので。法学部で会計のことは全然知らなかったんですけど、経営の話も聞いたりして。知識が増えたという意味でもすごく良かったと思います。
| 社会に出る準備を早くからされている感じを受けますね |
それは会社ができてきて、社会と触れ合う機会が増えたから。気付くのが早かったから良かったのかなと思っています。人との出会いはやっぱり、一期一会だと思いますね。やっぱり、この人たちと一緒に頑張っていきたいと思わせてくれるような仲間に会えたことですね。一人じゃ絶対できていないと思うし、こんな事を考えてもなかったと思いますね。やっぱりみんなの存在は大きいです。
最初はすごく反対していたんですけど、仕事の大変さとか、お金を稼ぐことがどれだけ大変かということを身に染みて感じたことを、親も分かってくれたのかなという感じです。「あんたは言うても聞かんから、やってみなさい」って(笑)。迷惑かけっぱなしですね…。父もすごい心配性なんで、メールをするようになったんですよ。「今はどこそこに居るよ」とか。
両極ですよね、本当に。遊んでいる子は遊んでいるし、頑張っている子は、私とは方向が違ってても、もっと頑張っているし。面白い考えを持っている人はたくさんいると思うんですね。形にするとなると体力も気力もいるので、こうなったら良いなというので終わってることが多いんじゃないかなと思います。それってすごくもったいないと思うんです。
そうですね。そうなると本末転倒なんで。昨年は単位も何とか全部取れました。
やっぱり資金繰りですかね。それと、どれだけ下の子をまとめられるかですね。一緒に居ても、意思の疎通ができていないことが多いっていうのが分かって。忙しいと自分のことしか見えなくなったりするので、週1回のミーティングは大切にしています。
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