| えひめ町並博に参加 |
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| 藤本 幸 さん |
| ふじもと・さち |
| (西予市宇和町中町通り) |
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南予では今『えひめ町並博2004』が行われ、大いに賑わっています。多くの市民グループが自主企画イベントに参加し、町並博を盛り上げています。今回は、宇和町で頑張るイベントグループ・手仕事の店『うさぎのco‐ba‐co』の若き代表・藤本幸(さち)さんを訪ねました。
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『うさぎ―』のお店は、宇和町の中町通り沿いで、開明学校へと続く坂道をちょっと通り過ぎた所にあります。れんが色に白で名前を染め抜いたのれんがかかっていました。お店の中には、古布を使ったブローチや針山など可愛い小物が、塗りのお膳などにきれいに並べられてあります。藤本さんは、ミシンを踏んでお仕事中でした。
| ▼『うさぎのco‐ba‐co』は、どのようなグループですか |
声を掛けて、手仕事が好きな人が集まりました。町並博に参加したいので、出来上がったグループです。私や友人や、そのまた友人や、母の知り合いや、その方のお友達もいます、私は20代ですけれど、80代の人までいて、年齢の幅の広いグループです。
| ▼『うさぎ―』という名前はどのような所からついたのですか |
宇和町卯之町というのは、『卯』ですからうさぎの町なんです。そこから名前を取りました。co‐ba‐coは、うさぎが持つような小さい箱に入るようなかわいらしい小物という意味です。
まだ始めて2年くらいで、初心者なんですよ。もともと絵を描いたりするのは好きでした。以前に勤めていたのは、ものを作るとかデザインをする会社だったんですね。もの作りを始めたのは、やっぱり好きだったんかな、形にしていくのが。町並博以前は、お祭りに一度出品したくらいで、お店をしたりすることはなかったです。
築150年はたっているそうです。2階は天井が低くて暑いですが、1階は空気がひんやりしています。電気を消すともっと涼しくなります。お庭も素晴らしいので、お客さんには建物や庭を見て頂くだけでも、と思っています。
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強い陽射しの中にも涼しさが漂う
「うさぎのco‐ba‐co」の店先 |
団体で来られる人が多いですね。5月の連休の時は、ここでは考えられないくらいの人出でした。このお店にも、たくさん来てくれました。家並みと小物がマッチしているから、「のぞいてみようかな」という感じなんでしょうね。
小物は手作りで大量生産ができないので、どんどんつくっていかないと間に合わないのでたいへんです。つくるのは、結構時間がかかりますからね。でも、どこかから仕入れて販売するのでは面白くありません。「他にはないもの、他では出会えないものをつくりたいね」って言いながら、皆でやっています。
気軽に買って頂ける値段にしようと工夫しています。200円のヘアゴムから高くても5000円くらいのバッグまでです。1000円以内の商品が大多数です。
喫茶もしているんですよ。土日は母が祖母から教わった柏餅や草餅など、季節のお菓子を出しています。平日は私が焼き菓子を出しています。簡単なものですけれど。
お客さんに小物づくりを楽しんでもらう企画を考えています。1時間くらいでできる和小物、たとえば風鈴なんかを一緒につくります。つくって販売するという一方通行ではなく、お客さんと共に楽しむ和小物作りの教室をやっていこうと思っています。イベントが終わってからも、お店を続けたいと思っています。
各グループが、皆つながりがあるということ、それが特徴じゃないかという気がします。月に1度は集まって、井戸端会議みたいにして情報交換をしています。1つのイベントをするにしても、『明治の婚礼』を企画したグループには、人力車を出すグループも協力をしたし、私の所にも引き出物やブーケの依頼がありました。何かのつながりがあってしています。
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藤本さんは中町の雰囲気に惹かれて、実家から自転車で約5分のこの店の隣に住んでいます。高校を卒業後大阪へ出て学生生活を送り、就職をしていましたが、昨年の夏に宇和町へ帰ってきました。
「町の人でも、ここの良さに気付いていない人がいるかも知れない。私も、この通りを歩くこともあまりありませんでしたが、外に出たからこそ気付いたのかも知れません。良さが判ってきたという感じです」と藤本さん。藤本さんの家では、お母さんも自主企画イベント・『昔の着物体験』で活躍中。
歴史と文化の町・宇和町には、町おこしの新しい風がさっそうと吹いています。
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