| イチゴ栽培1年生 |
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| 越智 純佳 さん (24) |
| おち・あやか |
| (東温市下林) |
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昨年よりイチゴ(品種:紅ほっぺ)の栽培を始め、今年初めての収穫に忙しい東温市下林の越智純佳(あやか)さん(24)。若い女性が就農したとあって、地元からの期待が厚い存在です。純佳さんのイチゴ栽培ハウスは、旧川内町から旧重信町、松山市の市街地まですっぽりと見渡すことのできる高台にありました。広さ12アールのかなり立派なハウスです。「今年は、ハウスの半分だけ作っています。端境期なので、ちょっとイチゴが少ないんですけれど」と言いながら、ハウスの中を案内してくれました。 |
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もう亡くなりましたが、祖母がしていたんですよ。それを見ていたこともあります。農業は忙しいとかしんどいイメージしかなかったので、絶対にしないと思っていたのに、どうしてか始めています。
短大を卒業して銀行勤めをしていたんですが、自分に合わないと思って辞めて、県の花き指導センターで2年間仕事をしました。事務しかしていなかったけれど、ここでの影響もあると思うんです。(県の仕事は)2年契約なので次に何をするか探さないといけなくなって、その時に考えて、イチゴの栽培をしてみようかなと思ったのがきっかけです。
祖母のハウスは去年の台風で壊れてしまって、それで自分で建てることにしました。補助をもらったり自己資金を作ったりして、去年の10月に完成しました。頑張って返さないといけないのでちょっと大変!(笑)
イチゴの定植は本当は9月ですが、ハウスが間に合わなかったので11月の定植になりました。それで2月末からの出荷になりました。
2日に1回出荷しているんですよ。150箱(4パックで1箱)くらいです。京阪神市場に出荷されています。
朝、5時くらいに起きてイチゴの収穫をして冷蔵庫に入れて、日中は他の作業をして、夜になってパック詰め。終わるのは夜の12時を回ります。寝るのは1時過ぎですね。休みを取れる日がないですね。
《イチゴの栽培は各地で普及が進む栽培方法の『高設』で行われており、立ったまま手入れや収穫ができます。また、ハウスの半分にはバッグ栽培のブルーベリーもありました》
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見晴らしの良い広々とした
場所で育つブルーベリー |
松山市場に出して、生で食べてもらえるようになればと…。まだまだかかりそうですね。
イチゴは採れる期間が12月から6月くらいまでと、だいたい決まっています。イチゴだけでは、と思ったんですよ。ブルーベリーは夏採りですから。
ブドウもちょこっと栽培しています。将来的には、観光農園にしたいなと思っています。
この先、5年くらいでしょうか。ここなら、松山市内から『ちょっと行ってみる』という感覚で出かけられる範囲だと思うんです。遠くもないし近くもないし。みんなが楽しんでくれたらいいなと思って。
《ハウスの中に、ひょっこりとお父さんがやってきました。純佳さんのお父さんは公務員です。目を細めて、純佳さんの様子を眺めています。とても仲の良い父娘なのだろうと想像がつきました。力仕事などいろいろ手伝ってくれるそうです。お父さんにもお話を伺いました》
| ▼お嬢さんがおばあさんのイチゴ作りを継ぐことになった訳ですね |
私が定年退職をした時にはしようかなと思っていたんですよ。娘が継ぐことに驚きはなかったですね。母がつくってきたのは、すべて土耕栽培でした。とてもじゃないけれど、若い子にはできない。こういうシステム(高設栽培)だったら若い子でもできるんです。
私の夢をかなえてくれたと思っています。私は大賛成。嬉しいんですよ、進んだものを取り入れて。私ができるのは昔からの米づくりだけですから(笑)。
| ▼純佳さんのお話を聞いていると、農業のイメージが変わってきますね |
変えなくちゃいけないと思うんですよ。若い人がどんどん出てきて、率先して農業をしてくれたらと思います。
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純佳さんは、イチゴの病気を抑え、元気にするために人間用の漢方薬を葉面散布するなど、栽培にもいろいろ工夫をしています。
「東京の市場に出や先進地の静岡に出かけて、農業以外のことも学んで総合的に取り入れながら農業をしていきたい。就職していた時期に、いろいろな所で学びました。学校を出てそのまま就農していたら、解らないことも多かったと思う」と純佳さん。ブルーベリーは他に38アールの畑と7アールのハウス、ぶどう畑も約7アールあります。仕事の大半を1人でこなし、今は収入のほとんどを資材費などに投入しているとのこと。自分で計画を立て、工夫をしながら、夢に一歩一歩確実に近づいています。 |
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