| バドミントン・プレーヤー |
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| 田坂 厚司 さん (30) |
| たさか・あつし |
| (新居浜市在住) |
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2004年県ランキング1位(シングル・ダブルス共)で12年連続国体出場中のバドミントン・プレーヤー。バドミントン・テニス専門店として東予地域のプレーヤーに知られる「ラケットショップハマナカ新居浜店」に勤務。同店に、田坂厚司さんを訪ねた。 |
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バドミントンは高校から。きっかけは「好きな子がしていたから」。通った中学校・高校には当時バドミントン部がなく、同ラケットショップ店長の浜中彰さんが設立したクラブチームで腕を鍛えた。現在は田坂さんが代表を務める同チーム「スマッシュファミリー」は、小学生から年配者まで約60人が所属する大所帯。練習のかたわら、初心者から上級者まで様々なレベルのメンバーを指導している。
朝はトレーニングをしてから出勤、夜は練習や指導、トレーニング。依頼を受けて、学校の部活動などに指導に行くこともある。 |
| ▼面白いとか、真剣にしてみようと思ったのは、いつぐらいからですか? |
始めてすぐの頃、遊びで親父と試合をした時に、親父はバドミントンをしているわけじゃないけど、けちょんけちょんにやられてしまって。悔しくて1ヶ月くらい頑張って練習して、今度は僕が勝ってしまったんです。その時ですかね。勝つ喜びを感じました。それから、まだレベルの低いクラスですけど、試合で優勝したり。スポーツはそれまでにもやってましたが、優勝するようなことは経験がなくて。快感を味わいました。
| ▼どういうことを目標ややり甲斐にされてきましたか? |
始めた当時は、試合に勝って、どんどんと大きな大会に勝ち進んで優勝することを目標にしていました。今は逆に、これはバドミントンだけじゃなくて、スポーツは、自分との戦いだと思うんです。緊張したりして自分の力が50%とか30%しか出せなかった時、自分に負けたことで、ものすごく悔しい思いをしてしまう。とにかく自分の力を100%出せるように、練習の時から気を付けて試合に臨むようにしています。なかなか今もできていないですけどね。
…やっぱり気持ちですかね。勝ちたい気持ちだと思います。強い選手でも、力を出せずに負けてしまったりします。自分はどう見ても一番の実力じゃないんですよね。いろいろな強い人がいるし普通なら負けると思うんですけど、「勝ちたい」とか「負けたくない」という気持ちでいたら、疲れてきて動かない足も気持ちが動かしてくれるんです。最後まであきらめない。簡単なことですけど、けっこうできていない人が多いかなと思いますね。
自分に負けない。一生懸命最後までやる。やっていたら、気持ちとか体とかが、しんどいことをしないといけないようになってくるんですね。僕の場合ラッキーなことに、決めたらやり通す自信があって。やり出したら最後までやってしまう。毎日走ると決めたとして、「今日はやめよう」と思って寝る日があっても、夜中に「今日やってない」って目が覚めて、いきなり走り出したり。夜中に走っていて警察に止められたこともあります(笑)。「次の電柱までダッシュ!」って走ってるのを見たら怪しいですよね(笑)。浜中さんも同じことを言っていました。「頑張ってる人はきっと、やっていることは一緒だ」って。
| ▼バドミントンが盛んなインドネシアに、修行の旅に行かれたそうですね |
3回行きました。1回目は1人で行って。出会いにも恵まれたいい旅でしたが、何も知らずに初めて行ったインドネシアで、言葉も片言で、漠然と「何とかなる」では、何とかならないんですよね。「何とかなる」が、「何とかする」っていう気持ちに変わったのが、バドミントンにとっても私生活にとっても、すごくプラスになりました。
2回目は仲間と3人で。3回目は、やっぱり1人で行かないと自分のためにならないと思って、また1人で。2週間滞在の予定が、1週間目に「デング熱(蚊を媒介とする感染症)」という病気にかかって、緊急帰国。高い熱が続いて、日本ではあまり聞かない病名だし、怖かったです。2週間くらい寝て何とか治りましたが、体重が6キロ落ちました。修行に行ったはずが、弱くなって帰ってきて(笑)。ちょうど7連覇がかかっていた県の選手権大会があって、激しい運動は絶対駄目だと医者に言われながら、1週間前からガンガン練習して。優勝はできなかったけど、もうそんなことはどうでも良かったですね。結果はダブルスが準優勝、シングルは準決勝で負けて4位。もしかしたらバドミントンはできないかなと思っていたから、自分がまたそこまで戻れたことがすごく嬉しくて。バドミントンができる幸せを知りました。1年ちょっと前のことですが、その気持ちはずっと続いています。 |
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新居浜市のバドミントン競技人口は、ここ5〜6年急増して、現在およそ2千人とのこと。「部活とかで指導した子が店に来た時に気軽に話し掛けてくれるのが、けっこう嬉しい」とはにかむ田坂さんは、子どもたちのあこがれだろう。
「43歳の時にある愛媛国体の予選に出場しようかと(笑)。そういう気持ちでいたら、あと13年は勝手に頑張れるかなと思って」と、将来の目標を楽しそうに話していた。 |
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