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11月10日、11日の2日間にわたって、愛媛県女性総合センターで『えひめ男女共同参画フェスティバル2007』が開かれていました。私が代表をつとめるNPO法人も、今年初めて企画募集に応募し、テーマイベントに参加することになりました。
テーマイベント開催日の10日(土曜日)は、週間天気予報では傘マークがついていてスタッフ一同心配しておりましたが、金曜日には晴れの予報に変わり、ほっと胸をなで下ろす思いになりました。お陰様で当日は朝から晴天に恵まれ、多くの参加者をお迎えすることができました。
イベントでは、『社会を作るのは人の心』と題した講演会と女性に対する暴力として『盗撮』を取り上げてシミュレーションを催し、320余名に及ぶ多くの方々が参加して下さいました。講演会の講師は私がさせて頂いたのですが、熱心にメモを取られる方が多く見受けられ、私自身も自然と話す言葉に力がこもりました。
テーマイベント開催に向けて、県下各地で男女共同参画に関する意識調査を行いました。第2部ではその結果報告も行われました。およそ3カ月をかけて43名のスタッフが交代で調査を行った結果、総訪問軒数は1万軒を超えました。日中の訪問ですから留守宅も多く、在宅率はおよそ35%で、その内の約半数の方が調査に協力をして下さいました。
調査にまわってみますと、いろいろなものが見えてきます。日中に家庭にいるのは60代以降の世代の占める割合が約半数で、その内約80%が女性でした。意外なところでは、家庭の中で主に子育てをした人は誰かを尋ねたところ、全回答数1900余り(複数回答した人も1部あり)の内、『夫』であると答えた人が220人ほどいました。家庭の中で性差を感じることがあるかと尋ねた項で、子どもの面倒を見るのは女性だと当たり前のように思われているとか、夫婦共に働いているのに夫が育児に手を貸してくれない(くれなかった)という内容のコメントが多かった割には、子育てに加わっている男性の数が思いのほか多いと感じます。
また子育てに関しての要望を尋ねた項では、子育て最中の世代からは、公からの支援や助成を望む声が多く寄せられましたが、上の世代の人たちからは、今の子育て世代の人たちは十分に恵まれている、との意見も出ていました。
今、楽しく感じることや不安に思うことも尋ねてみました。若い世代の人たちは子育てに楽しさを見付けている反面、不安も感じている様子がよくわかりましたし、食品偽装問題や環境問題にも不安を感じている人が多くいました。また、中高年世代の人たちは楽しいこととして、地域のお世話やボランティア活動を挙げている人もいましたが、多くは趣味や娯楽、孫の成長を挙げていました。そしてこれから迎えるであろう老後に対して、年金問題を含む経済面や健康面で不安感を持っている人がかなりいました。
今の社会は、不安要素を多分に包含しています。子育て世代の人たちが引き起こす子どもを巡る事件を目にする時、その人たちを育てたのは団塊の世代、あるいはもう少し下の世代であることを思うと、その内の1人として責任の大きさを感じます。年金問題や次々と明るみに出る食品偽装事件を例に上げるまでもなく、一体いつからこのように倫理観の欠如した社会になったのであろうと思うのです。そのような環境の中で次世代、また次の世代を育てる訳にはいきません。そのようなことを思い、講演は心の在り方を訴えたものとなりました。
イベントのための調査によって、数多くの声を直に聞くことになりました。何らかの形でその声を反映させることができればと思います。多くの方々のご協力で、無事にテーマイベントを開催することができました。心より御礼申し上げます。
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