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●美容師を目指したきっかけは?
元々何かをデザインするという感覚が好きで、高校生の時に同級生の髪を切って喜んでもらったことがあったりして、いろいろな面でいいなと思ったのが美容師でした。
●美容師になるまでの道のりは?
高校を卒業して松山の美容室で働いていましたが、友だちがバイクや車を買ったとか、遊びに行くとかいう話を聞いて、自分は長時間働いていて、お給料もけっこう安くて…と、そんな気持ちに負けて、1年足らずで辞めてしまいました。その後、肉体労働や販売員や本当にいろいろな職種を経験して、でもその中で、最初にやろうと思った美容師の仕事が良く見えてきたのが22歳の時でした。やっぱり自分が一番必要としてもらえる仕事が美容師かなと思ったんですね。30歳までにお店を出そうと決意して、親にもそう挨拶をして大阪に出ていきました。
●開店に向けての準備は?
僕が入ったお店は、東京と大阪と神戸に全部で10店舗くらいある所で、いろいろなお店を回ったり、東京の美容師さんとの交流があったり、日本の最先端の雑誌に乗っているような人ともお話する機会が多くあって、イメージを掴みやすかったと思います。
地元の愛媛でお店を出すならこっちにはないものを持って帰りたいと思っていたので、大阪でいろいろな情報を集めて、四国で初めてという機械を入れたりもしました。あまり元気のない場所を盛り上げていきたいという気持ちがあったから、このJR駅前はすごく魅力的だったし、店舗の内装をしている友だちがこのテナントを教えてくれたことでこういうお店の雰囲気を出すこともできて。自分たちだけじゃなく周りの皆が助けてくれて、やっていけていると感じます。
●美容師にとって大切なことは?
人がすごく好きなこと、髪の毛をデザインしたり何かをしてあげることが好きなことと、それから、まめでないといけないと思います。お客様に綺麗になってもらおう、心地良くなってもらおうと思ったら配慮がいるし、綺麗になるために自分でできない所を美容師にやってもらおうというものだから。その人が向上していくための何か…見た目だったり、心の面だったりをサポートしたいなという思いがあります。
技術面でも、プロとしてアドバイスする限りは…僕らは営業中を『ステージ』という言い表し方をするんですけど、そこで最大限にお客様に対して魅力的な提案や演出ができる人であるように、役者さんが舞台に立つために稽古をするのと近い感覚で、例えば遊ぶ時間も自分の腕を磨くための練習にあてて、こつこつと積み重ねていくことが必要だと思います。美容が仕事というか、趣味が美容というか、という感じですね。
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| アンティーク風の優しい雰囲気の店内 |
●一番のやりがいは?
それはもちろん、「この髪型すごくほめられました」とか、そういう一言が本当に嬉しいですね。それからこの前、若いお客さんが、気持ちがふさいだ時にここに来ようと思ったと言ってくれたことがあって。そういうことがあった時に、すごく幸せですね。
●美容師の仕事とは?
「綺麗になる」というのは終わりがないことだと思うし、皆が時間をかけて綺麗になろうとしたり、世界中の美に対するプロフェッショナルが次から次へと綺麗になるためのものを生み出している。僕にとっても、どこまでもゴールの見えないもので、もっともっと高い所まで追求していける職業だと思っています。技術や接客はもちろん、お客様に喜んでもらったり認められたりした結果が、お給料の面でもある程度反映される場所だと思いますね。
美容学生が訪ねてくることもけっこう多くあって、将来ここで働かなかったとしても、「美容師っていいよ」という話ができたらいいなと思っています。
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