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インターネット上の特定の内容を見せなくするための仕組みのこと。パソコンなどにインストールしたソフトウェアや、インターネット上のサーバーで、見せていい内容かどうかを判別します。
フィルタリングには、
▼見せていいサイトのリストを作り、それ以外を遮断する「ホワイトリスト方式」
▼有害なホームページのリストを作り、それらを見せないようにする「ブラックリスト方式」
▼情報発信者や第三者が一定基準のもとにサイトを格付け・分類して、
それを元に情報受信者が見るかどうかを判断する「レーティング方式」などがあります。
今年に入り携帯電話各社では、保護者が不要と申し出ない限り、未成年が使用する新規契約の端末には原則フィルタリングが適用されるようになっています。それ以前から利用している場合も、親権者の申告がなければ順次フィルタリングが適用されます。また、未成年がフィルタリングを解除するには、親権者の同意が必要です。
携帯電話のフィルタリングサービスとは?
携帯電話会社は、青少年向けのフィルタリングに、「公式サイトのみ閲覧可能」というホワイトリストを採用しています。ホワイトリスト方式では、コミュニティーサイトや個人ホームページなど、有害な内容でなくとも非公式サイトが一律に制限されるという状況が発生し、利用者、サービス提供者双方から問題点が指摘されていました。
IMJモバイル社が今年2月に行った、携帯サイトのフィルタリングに関する意識調査によると、保護者の64%が子どもの悪質サイトへのアクセスに不安を持っており、93%がフィルタリングサービスを支持するとしながらも、約4割が現行のフィルタリングサービスに問題意識を持っていることが明らかになりました。
子どもの8割が「フィルタリングを解除してほしい」と回答しているのに対して、今後の保護者の対応は「理由を聞かずに解除する(1%)」「理由を聞いて解除する(55%)」「解除しない(34%)」と、5割以上の保護者が解除に応じる結果となったのは、フィルタリングサービスの未成熟さもその一因にあるようです。
フィルタリングの中身を見直す動き
こうした中で、青少年を違法・有害情報から保護し、健全なモバイルコンテンツの発展を促進する目的で、有識者などから成る第三者機関「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)」が今年4月に設立されました。発起人には3大携帯会社も名を連ねており、携帯事業者の公式サイトではないが健全なサイトを、この機関が認定してフィルタリングを通すことを目的としています。
また、他のフィルタリング会社などが基準を利用することも視野に入れ、有害サイト制限のための分類基準の策定も行っています。
『愛媛県青少年保護条例』を担当する県庁県民活動推進課では、「フィルタリング以上に大切なのは教育。子どもがインターネットを使って何をしているのかを知らなかったり、ネット利用に関する認識の違いが大きかったりして、どのように対応したら良いか分からない親が多くいる」と話します。
また県教育委員会では、夏休みを前に、県下各所で保護者に向けた子どものネット対策の啓発説明会を開催しています。学校裏サイトの存在、パソコンや携帯での誹謗中傷によるいじめの実態や、その多くが掲示板、ブログ、SNS(※)などネット上のコミュニケーションツールを利用しているなどの問題に触れつつ、フィルタリングの設定、家庭でのルールづくりなどを呼びかけています。
「携帯のフィルタリングを外してほしい」と子どもから言われた時、きちんとした対応ができるでしょうか?携帯とネットという外界との接触手段を持った子どもたち。子どもとネットとの責任ある付き合い方について、家庭で考えてみる必要があります。
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