 |
「扉は閉ざされたまま」
|
石持浅海著
祥伝社発行
定価880円 |
|
|
毎年年末になると、本に限ったことではありませんが、色々な今年のベストテンが発表されます。今回取り上げたこの本はあるミステリー本ランキングの総合2位に輝いた作品です。それがなければ読むことはなかったであろう良作を手に取れて、個人的にはランキング選者に感謝したい気持ちです。
冒頭が殺人の描写から始まるこの話。つまり読者は犯人が分かった上で読み進めて行く訳です。人気ドラマ「古畑任三郎」のような感じです。犯人探しの話とはまた違った面白さがあり一気に読める話ですが、読後にもう一度読み返してみたくなり実際2回読んでしまいました。最初は読み飛ばしていた一文が意味を持っていたりして、感心しながら読みました。探偵役の人物が凄すぎるような気もしますが、設定上それも「有り」でしょう。読後「面白い」と純粋に思えた一冊でした。 |
|