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「99%の誘惑」
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岡嶋二人著
講談社発行
定価730円 |
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前回に引き続き、昨年末ランキング上位本の紹介です。この作者の作品を読むのはデビュー作の『焦茶色のパステル』以来でしたが、前作同様一気に読んでしまいました。
所謂「ネタばれ」になってしまうので、あまり詳しく書けないのが残念ですが…パソコン通信を利用した巧妙な誘拐方法。そして身代金を手にするまでの周到な計画犯罪は今の時代であれば決して不可能とは言い切れない事もあり、妙なリアリティを持って読者を引き込んでしまうと思います。
しかしこの作品の「キモ」は、12年という時代の流れが、誘拐という古典的とも言える犯罪を進化させてしまったということではなく、人が持っている怒りや悲しみといった感情はたとえどんなに進歩した社会でも普遍ということではないかと思うのです。皆さんはどうお感じになりますでしょうか。 |
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