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毎年年末に発表される様々なベスト10。この作品も上位にランクされていたので「まあハズレはないだろう」と軽い気持ちで読んでみたのですが、個人的に、これは正直大当たりだったと思う一冊でした。
5編から成る短編集で、戦時中の日本に設立されたスパイ養成学校の教官とその生徒のエピソードが、一話完結の形で掲載されています。生徒たちは、どんなに過酷な課題にも「自分はこの程度の事はできなければならない」と“手に負えぬほどの自尊心”を持つプライドの塊で、優秀などという言葉では片付けることのできない超人的な能力の持ち主です。そして更にその上をいく教官の存在感。この教官がそれぞれのエピソードのカギとなっています。小説らしく娯楽的要素もあり、上質の作品に仕上がっていると思います。是非!
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