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【一言一行】最新号
   ショートコラム (2003年12月)

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 人間は、困った時には人に相談をしたり、人から助言がほしかったりするように、仲間を求める意識がたいへん強いものです。中学生や高校生は、人間関係の中でも、友達を最も大切にしますが、どうして、父親や母親に求めようとしないのでしょうか。

 親の意思を子どもに伝えるのに、親であるというだけで、子どもに納得させることはできません。必要な時に子どもとの会話を十分にしなかったとか、子どもとのスキンシップがないままに終わっている家庭は、子どもの年齢が上がるとともに、たいへんな思いをすることがあります。小さな時に子どもがそばにいてほしいのは、お母さんです。ケガをして痛い思いをした時に、治療をしてくれるお医者さんよりも、「よし、よし」と言ってくれるお母さんが必要なのです。そして、いざここという時に、話を聞いてくれるお父さんが必要なのです。

 ところが親は、心を痛めている子どもに、優しさよりも厳しさで対していることが多いものです。親が自分のことを解ってくれないとか、ガミガミと叱るだけだと感じていれば、子どもは家に居着かなくなります。

 子どもが友達だけを頼りにしているようであるなら、親は自分の至らなさを反省して下さい。優しさや笑顔や物わかりの良さを演出するのではなく、本音でぶつかることのできる親子の関係が大切なのです。自分の意見を主張するだけでなく、人の話を十分に聞ける人は、人の心を読むことができます。親は、知恵や頭脳や力で子どもと勝負をしても仕方がありません。子どもを理解しようとすれば、子どもにも親の心が伝わっていきます。
(T) 

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これ以前の『一言一行』
●2003-11  日々の生活を送りながら、いつも素直な気持ちでいたいものです。小さな事にでも、「良かった」と感じる心を忘れてしまって、ガミガミブツブツと言いながら一日を終えていくのは、砂を噛むような生活ではないでしょうか。
●2003-10  旭硝子財団が、今年の環境危機時計は、9時15分と発表しました。『環境危機時計』は、地球環境の危機レベルを時刻で表したもので、9時15分は極めて不安な時間帯に突入している状態だそうです。環境意識を高めるには、判りやすい表示だと思います。
●2003-09  高校や大学の受験に際して、Aが駄目ならB、Bが駄目ならCというような心で試験を受けるのは止めるように、とよくアドバイスをします〜
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