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【一言一行】最新号
   ショートコラム (2004年5月)

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 ピカソ(1881年〜1973年)の絵画・『パイプを持つ少年』が、史上最高の113億円で落札されたそうです。『パイプを―』は、1905年、ピカソが24歳の時の作品です。まだまだ若い時の作品が、100年近く経つ内に、これほどまでに値打ちのあるものになりました。絵画オークションの高額作品ランキングを見てみると、ピカソをはじめ、ゴッホ、ルノワール、ルーベンス、セザンヌなどそうそうたる名前が並んでいて、何十億円という金額が表示されています。作者の死後もなお作品は世に残り、人の心を打つほどの価値を持ち続けているのです。 

 話題が飛躍するようですが、中学生や高校生になった子どもが、言うことを聞かなくなった時、親はどのようにすれば良いのでしょうか。大きくなった子ども、言うなれば、出来上がった形のあるものを変えるには、どうすれば良いのでしょうか。

 芸術家の初期の作品は、つくった当時は人々に認められることが少なくても、作者が世に出て脚光を浴びるようになってきますと、それにつれて値打ちのあるものになっていきます。作品は、作者が世間から認められるということで魂が入っていくのです。

 子どもが、親の言うことを少しも聞かなくなったとしても、親は今までの自分を反省して、自分自身が人たる人、親たる親となれるように、日々の努力を重ねることが大切です。私たちは才能のある人でない限り、芸術家のような形のあるものを後世に残すことはできませんが、次代を残していくことはできます。子育てをするにも、人材育成に当たるにも、まずは『人たる人』を目指したいものです。(T)

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これ以前の『一言一行』
●2004-04  ある研修会で、笑顔は運を掴む必須要件の一つであると聞きました。昔から『笑う門には福来たる』と諺に残っているくらいですから、なるほど真理だな、と思います。笑うことの効能が〜
●2004-03  松山に来て初めの頃、理解に苦しんだ言葉がありました。「帰ってこうわい」という言葉です。徳島出身で、大阪・東京と生活をしてきて、その表現を知らないために、帰ってしまった人をいつまでも待っていたこともありました〜
●2004-02  ものを生み出すには心が大切です。心をかけることなくして作物が旨く育つことはありません。草取りをしたり水をやったり、肥料を施しながら育てていきます。子どもを育てるのも人材を育成するのも、良いエネルギーと正しい心遣いが影響していきます〜
●2004-01  中学生や高校生など、ある程度大きくなった子どもが、親の食べかけの物でも、何ら躊躇することなく口に入れるようであれば、子どもの心は親の手の内にあると見て良いと思います〜
●2003-12  人間は、困った時には人に相談をしたり、人から助言がほしかったりするように、仲間を求める意識がたいへん強いものです。中学生や高校生は、人間関係の中でも、友達を最も大切にしますが、どうして、父親や母親に求めようとしないのでしょうか〜
●2003-11  日々の生活を送りながら、いつも素直な気持ちでいたいものです。小さな事にでも、「良かった」と感じる心を忘れてしまって、ガミガミブツブツと言いながら一日を終えていくのは、砂を噛むような生活ではないでしょうか〜
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