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【一言一行】最新号
   ショートコラム (2005年4月)

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 近年は温かな冬が続いていましたが、久しぶりに寒さを実感した昨冬でした。4月に入ったというのに、四国の山々にもまだ雪が残っています。

 毎日、朝夕の行き帰りに、雑木林の続く山道を通ります。つい先日のことです。冬の間は無彩色の景色ばかりであったのに、その日は何か違って見えていました。なぜだろうと思うと、木々の若葉がグンと伸びて、みずみずしいまでの明るい緑で沿道を彩っていたのです。よくよく辺りを見渡せば、ピンクの桜の色、赤に近いオレンジの山ツツジ(と思っているのですが)の色も目に入ります。新緑の色とあいまって、山々が、にわかに賑わいを見せ始めました。

 昨年の豪雨禍で、山肌には土砂崩れの生々しい爪痕がくっきりと残っています。道路脇には、片づけの済まない土砂や流木がまだ残っています。「去年の豪雨で、あれほど痛めつけられたのに、それでもこの山の木々は、新芽を出す準備をしていたんだなあ」と思いながら、車を走らせました。

 木々の新芽が自然に芽吹くように、たとえ逆境に置かれようとも、人も自らの力で勢いよく新しい芽を出すようでありたいものです。春になって、親元から巣立つ子どもたちがいます。どんな所へ行っても、どんな人と接することになっても、元気に頑張ってほしいと願います。

 親は子どもに対して、辛抱することや人と協調することを教えることが大切であって、子どもの愚痴や不満に振り回されてはいけません。不必要な親の心遣いは、子どもの成長を邪魔するものとなります。

 昨夏の台風時には、泥水に浸かっていた河川敷の桜並木が、今は見事に満開です。(4月6日記す・R)


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これ以前の『一言一行』
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