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ある時のこと、テレビの番組を見ていて、自然と涙が出てきました。ノーベル平和賞を受賞し、87歳で世界中から惜しまれつつ亡くなったマザーテレサについての番組を見ていたのです。マザーテレサの如き心を持つことなど到底できそうにもないのですが、それでもふと私自身の生き方と見比べていました。
18歳でインドに渡り、最も貧しい人びとの中で働くことを使命として活動を行い、死に近づく人のために奉仕し祈りを捧げる精神は凄いと思うのです。その心の清さ尊さは、世の中に比類なきものだと思う時に、このように現実に『人たる人』と言うに相応しい人がいるのだと思いました。
私も、自分のことだけを考えるのではなく、世のため人のためと思って諸々の活動をしているつもりなのですがマザーテレサのよな活動をするようにと言われたら、果たしてできるだろうかと思うのです。あれやこれやと、いろいろな思いが頭を巡るところを見ますと、まだまだ本物ではないな、と思います。我が身を、何となくちっぽけな人間だと思ったりするのですが、番組を見終わった後は素直な心になって、とにかく与えられた人生を頑張らなくてはという気持ちになりました。
与えられた人生で何をするのかを我が身に問う時に、我が子も人の子も、縁のある限りは世の中で役に立つように育てていくことである、と思っています。どこの子どもであろうと関係なく、幼い子どもも、大きくなった子どもも、人として立派に成長してもらいたいと願います。相性というものがあって、合うことも合わないこともありますが、私の方から合わせていこうと心がけています。自分が変われば相手も変わります。人育ては、そのことの実践です。(T)
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