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   ショートコラム (2009年3月)
孫と焼肉

 今年6歳と2歳になる孫を連れて食事に行きました。焼き肉を食べに行ったのですが、食事の仕方を見ると、子どもたちの性格がよく解ります。
 ジュージューとおいしそうな匂いがして食べ頃になると、大人が取り皿に取って小さい方の孫に食べさせようとしました。しかしながら孫は、自分でしたいものですから、あちらこちらにタレをくっつけながらも、食べておりました。やがて大きい方の孫が、肉を焼くことに興味を持ち始めました。
 自分で焼こうとするので、させてみることにしました。次第に肉を挟むのにも慣れてきて、次々と焼いてくれます。小さな孫も、それを真似て焼こうとします。食べるのが追いつかないくらい、2人がどんどんと火に乗せてくれるものですから、肉が焦げてしまいそうになりました。
 「焼いてばかりでなくて食べたら」と言っても、なかなかそうしません。焼くことに夢中になっていて、食べる方に気が向かない様子です。新しいもの、見たことのないもの、したことがないものに強く興味を持つのです。焼くことに楽しさを感じているのだろうと思い、したいようにさせることにしました。
 火があるので危ないからさせないのか、『熱い』とか『危ない』という感覚を覚える機会にするのか。子どもの好奇心を満たしてやるのも、大人の役割です。「危ないから駄目」「洋服が汚れるから駄目」と言って無理矢理止めさせるのではなく、好きにさせてみることで、子どもは得心していきます。
 我が子の時もそうでしたが、好奇心旺盛な子どもには、よほどの危険がない限りは、したいようにさせてきました。見せること、経験させることは大事であると思います。 (T)


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