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今回、新しいエコカーを購入したので、手元にある小さな車を処分することにしました。ディーラーの人が納車した時に、引き取って手続きをしてくれることで話が決まっていました。当日、小さな車を見送りながら、寂しさを感じていました。ところが少し時間が経った頃、ディーラーから電話があって、「あの車を売りに出したいので、廃車ではなく下取りということで」という話になりました。
その車は、4年ほど前に我が家にやってきました。古い車ではありましたが、せっかく縁あって我が家に来たのですから、とにかく車屋さんに見てもらうことにしようと思いました。「エンジンにこれだけいろいろと付着していると、手を入れても無駄ではないですか」と言われたのですが、「いくらかかっても良いので、出来る限りのことをしてみてくれますか」とお願いをした車だったのです。
車屋さんはエンジンを外して、付着したものを丹念に取り除いて整備をしてくれました。それ以来、その車はいつも機嫌良く動いてくれて、家人の足となって走っていました。愛着がある物となっていましたから、誰かのもとでもう一度車としての働きができるのだと思うと、とても嬉しく温かな気持ちになりました。
私はこれまでにも、1つの物を何度も形を変えて活かして使ったり、古い建物に手を入れて蘇らせたりしています。私の所を通過する時に、調整をしたり、補修をしたり修正をしながら、次に送っていくことができればと願っているからなのです。それは物であっても人材であっても同じで、『最後』とか『限界』などにしてしまうのではなく、必ずや次に繋がる何かにしていきたいと思っています。
(T)
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